2015年07月09日
現代版『アニー』がいい!
私は子供が嫌いです。これを言うと、9割の方から私自身が嫌われます。
新幹線の指定席で、近くにうるさいおぼっちゃまやお嬢ちゃまがいると、自由席に移るんです。
飛行機だと、移れないのが難点でございます。
ですが、アニーはそこらへんの大人(私?)よりも立派な大人!ですから、大好きなのです。
クリント・イーストウッド監督が、たくさんの作品の中で一番売れたのは何か? と
問われたときに、「動物が出てくるやつだな」とおっしゃったとか。
人気取りには、子供と動物と、死ぬ人の登場かなと思うのです。
この映画は、全編前向きで明るく清清しいと見せかけて、実はブラックユーモアにあふれています。
選挙に勝つためには、子供と動物と、死ぬ人は無かったですが、マイノリティを利用しろ!
という毒が吐かれます。
実際に食べ物が吐かれたりするシーンも満載ですしね。これね、私も目の前にそのような人がいましたら、
張り倒すところでございますが、作り物ですから……大目に見て下さい。
笑ってもらおうというシーンに、すごく真面目に反論する映画レビューをちょくちょく見かけたもので。
あはは、と笑うシーンでございます。
おもいっきり「ふざけています」という賞を本気で狙っているというように、私は解釈しました。
いい映画だと評価していますの。
ユーモアもただ丸っきり、変だというわけでもなく、
まともな平衡感覚のあるユーモアだと私が感じましたのはね、
「政治家は嘘ばっかりついている!」とテレビを見ながら激怒している食品店のおやじが、
売り物の賞味期限の日付を改ざんさせていたりするようなところです。
この物語が薄っぺらいと感じるのであれば、世の中のたいがいのものは薄っぺらく感じてしまって、
ちょっとお気の毒な気持ちになります。
ミュージカルは大好き。
冒頭で生徒の足踏みと手拍子で音楽が始まっていくのですよ。もうワクワクします。
主題歌のトゥモローは有名ですよね。
頬を上げて、楽しいことを考えて笑ってること。それが、幸せの極意ですもの。
今日も自分を捨てた親を必死で探すために役所に通うアニーですが、
手渡される書類に新しい情報の記載は全く無いのです。
役所からの帰り道、現実の背景とガラス越しに映る景色は全く異なりますの。
アニーの心情が表現されていて、切ないシーンです。
そこに、この前向きなトゥモローをたった一人で歌うのです。
現実は違うんだよ! って叫んでいるのが手にとるようにわかります。
最悪の場面でこの曲を使うのが、サイコーです。
雨が降っていて、書類は水溜りに落ちて溶けていく。なんの価値もない書類ですけどね、
ここが私の涙腺崩壊でした。
役所の係りの人に、自分で事実を知るのは怖いから、「それ読んで」って頼んでいたアニーですが、
字が読めないことの伏線でした。
「人生は切られたカードの中から掴むんだよ」
仕事をがむしゃらにがんばって現在に至ったスタックスさんが言うんです。
無いものねだりしないで、できる範囲でチャンスを掴んでいくことが成功への道なんでしょうね。
いいセリフなんです。
でも、アニーが質問をしますの。
「カードが手に無い場合は?」
スタックスさんは絶句するしかないでしょう。下には下があることを知ります。
でも、ラストはみーんなハッピーに終わりますから。
ボリウッド映画の金字塔、『恋する輪廻オーム・シャンティ・オーム』にありますように、
「人生はハッピーじゃなければ、本当の終わりではない」のですよ。
全員で歌われるトゥモローは、中盤の同じ歌の繰り返しではありませんね。
「明日」を本当に信じている歌ですから。
ブラボー!!
捨て身のキャメロン・ディアスの演技も、どうよっていうしたり顔でニンマリしている顔が浮かびます。
それに、カメオ出演のマイケル・J・フォックスさん、お久しぶり〜とうれしかったですね。
新幹線の指定席で、近くにうるさいおぼっちゃまやお嬢ちゃまがいると、自由席に移るんです。
飛行機だと、移れないのが難点でございます。
ですが、アニーはそこらへんの大人(私?)よりも立派な大人!ですから、大好きなのです。
クリント・イーストウッド監督が、たくさんの作品の中で一番売れたのは何か? と
問われたときに、「動物が出てくるやつだな」とおっしゃったとか。
人気取りには、子供と動物と、死ぬ人の登場かなと思うのです。
この映画は、全編前向きで明るく清清しいと見せかけて、実はブラックユーモアにあふれています。
選挙に勝つためには、子供と動物と、死ぬ人は無かったですが、マイノリティを利用しろ!
という毒が吐かれます。
実際に食べ物が吐かれたりするシーンも満載ですしね。これね、私も目の前にそのような人がいましたら、
張り倒すところでございますが、作り物ですから……大目に見て下さい。
笑ってもらおうというシーンに、すごく真面目に反論する映画レビューをちょくちょく見かけたもので。
あはは、と笑うシーンでございます。
おもいっきり「ふざけています」という賞を本気で狙っているというように、私は解釈しました。
いい映画だと評価していますの。
ユーモアもただ丸っきり、変だというわけでもなく、
まともな平衡感覚のあるユーモアだと私が感じましたのはね、
「政治家は嘘ばっかりついている!」とテレビを見ながら激怒している食品店のおやじが、
売り物の賞味期限の日付を改ざんさせていたりするようなところです。
この物語が薄っぺらいと感じるのであれば、世の中のたいがいのものは薄っぺらく感じてしまって、
ちょっとお気の毒な気持ちになります。
ミュージカルは大好き。
冒頭で生徒の足踏みと手拍子で音楽が始まっていくのですよ。もうワクワクします。
主題歌のトゥモローは有名ですよね。
頬を上げて、楽しいことを考えて笑ってること。それが、幸せの極意ですもの。
今日も自分を捨てた親を必死で探すために役所に通うアニーですが、
手渡される書類に新しい情報の記載は全く無いのです。
役所からの帰り道、現実の背景とガラス越しに映る景色は全く異なりますの。
アニーの心情が表現されていて、切ないシーンです。
そこに、この前向きなトゥモローをたった一人で歌うのです。
現実は違うんだよ! って叫んでいるのが手にとるようにわかります。
最悪の場面でこの曲を使うのが、サイコーです。
雨が降っていて、書類は水溜りに落ちて溶けていく。なんの価値もない書類ですけどね、
ここが私の涙腺崩壊でした。
役所の係りの人に、自分で事実を知るのは怖いから、「それ読んで」って頼んでいたアニーですが、
字が読めないことの伏線でした。
「人生は切られたカードの中から掴むんだよ」
仕事をがむしゃらにがんばって現在に至ったスタックスさんが言うんです。
無いものねだりしないで、できる範囲でチャンスを掴んでいくことが成功への道なんでしょうね。
いいセリフなんです。
でも、アニーが質問をしますの。
「カードが手に無い場合は?」
スタックスさんは絶句するしかないでしょう。下には下があることを知ります。
でも、ラストはみーんなハッピーに終わりますから。
ボリウッド映画の金字塔、『恋する輪廻オーム・シャンティ・オーム』にありますように、
「人生はハッピーじゃなければ、本当の終わりではない」のですよ。
全員で歌われるトゥモローは、中盤の同じ歌の繰り返しではありませんね。
「明日」を本当に信じている歌ですから。
ブラボー!!
捨て身のキャメロン・ディアスの演技も、どうよっていうしたり顔でニンマリしている顔が浮かびます。
それに、カメオ出演のマイケル・J・フォックスさん、お久しぶり〜とうれしかったですね。