古池

2006年06月15日

ユーモアとペーソスから迫る芭蕉像NO.35

 乾裕幸は、「五月雨に鳰の浮巣を見にゆかん」という句の説明に、芭蕉自身が語ったところの、酔狂、風狂心に俳諧性があるとしている点と同様な意味合いで、次のように説明している。「和歌言語としての(白河の関)の理解は必ずしも現実における白河の関を知らなくても、(白河の関)の歌を詠むことはたやすいことだったわけで、禁足の回国記が可能だったのもじつはそのためにほかならなかった。にもかかわらず、芭蕉はわざわざ奥州くんだりまで出向いて行って、歌枕の踏破をやってのけたのである。」と、そしてこれは、風狂の精神であると述べている。・・・続きを読む

sekkadesu at 22:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)