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2020年04月29日

『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』

はい、こんにちは。          雪華ホーム

20200427近所のカリフォルニアポピー






アンドレア・ボチェッリの書いた自伝的小説を映画化したものだそうです。
彼は、テノール歌手で、
四月十二日のイースターサンデーに、ミラノのドウオーモ大聖堂で祈りの歌を
無観客で披露したばかりでございます。
音楽映画のいいところですが、
定番の人気音楽がドラマや背景と相まって、さらにバージョンアップして感じられます。
子供の頃の逸話が多くて、才能はこうやって育つんだなと感心させられました。
オペラに詳しいわけではなく、サラ・ブライトマンとレコーディングしたことで、
名前だけ知っている程度でした。ですから盲目であったことは知りませんでしたから。
そもそも人の身体的特徴が、音楽に関係ありません。

ただ、そこは人生を歩む上で相当なハンディであったことは、
映画の中でよくわかりますよ。
生まれたときから弱視だったのが、12歳の頃に完全に視力が無くなったのは、
大事件でございました。「ママ、太陽が消えた」という言葉が胸に突き刺さります。
その後、
「神様はいない」「がんばっても、がんばっても、人並みのことができる程度だ」
とても素直なアモス少年が吐く言葉を両親も叔父さんも、
同じ程の痛みと激しい悲しみをもって聞いていただろうと容易に想像します。

でも、一方で三歳くらいでしたでしょうか、大きな手術をした入院先の病院で、
聞いたオペラ曲に聞き入る体験がありました。親の影響が大きいでしょうが、
幼児体験って貴重ですね。人生を左右するかもしれない。
ジョバンニ叔父さんは、リゾート先でアモスを歌唱コンテストに連れて行きますの。
子供の才能をよく見抜いているのが素晴らしいですし、元気づけたい優しさに溢れています。
そこでちょっとオマケとはいえ、優勝し、拍手喝さいブラボーの栄誉を受けたことは、
はかり知れないプラスの記憶となりましたでしょう。
この時既に運命の女神が微笑んでいましたねえ

ところが、話はそう易々とはいきません。障害や困難は次々とやってくるのです。
幼少時の美しいボーイソプラノはやがて消えてしまい、歌を諦め弁護士になろうと通った
高校で親友となる青年に「君の歌良かったね」と後押しされたり、
ナイトクラブで弾き語りをしていたときに、出会った女性が献身的に支えてくれたり、
ピアノの調律師が、オペラ指導をしてくれるマエストロを紹介してくれたり、
一度は出し抜かれたような結果となったパバロッティに見出されたり、
などの幸運や奇跡に恵まれるとのことで、この奇跡のテノールのタイトルになったのでしょうか?
それとも、神様からのギフトである彼の声が奇跡であったという意味でしょうか。
私が思いますに、たくさんの人々の後押しは偶然の奇跡というものではなく、
アモスの声がそう、させたのだと思いますのよ。
ついこの前見ましたインド映画『シークレット スーパースター』も良かった!
アーミル・カーンさん制作の映画は優秀作の連続で、今回もご自身の新たなチャームポイント
を付け加えて見事な出来栄えでございました。
その中のシーンで、落ち込んでいるスターの卵である少女に言うんです。
「このソーダ水を見てみて。本当の才能は、逆境の中でもこの泡みたいに自ずと浮かび上がる」
長い人生いろいろありますでしょう、
自分ではどうすることもできない、不運に見舞われた時も、
腐らずに、いつもの努力を積み重ねることの大切さを痛感します。
これだけの才能のある方は、遅咲きのスターではありましたが、
やっぱり、誰も止めることはできないのでしょうね。
泡のように浮かび上がるのです。そう、思います。

面白かったのは、マエストロのオペラ指導が生活の矯正から始まったことです。
夜は十時に寝て、起床は七時。酒、たばこは論外。のあとに、
「沈黙を守れ 余計に喋るな」というところです。
前半は体が即ち楽器ですものね。なるほどと思いましたが、
沈黙がいかに大切かを説いているのです。
しゃべりすぎて喉を痛めるなという意味もあるでしょうが、
視覚に頼らず感じることが大切なのだと。これは、「よく聴け」ということかなと思います。
原題は『沈黙の音楽』です。耳が良くなければならないという点がポイント。

エピソードの中に、高校は一般の学校ですから点字の教科書があるわけではなく、
初めて開講した教室では、さっぱりついていけません。
後日叔父さんが、ひたすら教科書を読んで聞かせるシーンがありますの。全科目。
叔父さんも長時間がんばりました。
高校はもちろん卒業し、大学受験にも受かっているわけですし、弁護士にもなっていますから、
この方式でアモスは耳から記憶できるんでしょうね。
しかも、驚くべきスピードで。
音と脳が直結しているに違いないと新説を発表したい雪華でございます。
聞いた尻から忘れていく私などは、この神技も奇跡のようにすごいなあと思います。

映画の中で歌われる曲は全てご本人による吹替で、すっかり音楽に没頭できます。
「椿姫」の「乾杯の歌」や「トウーランドット」の「誰も寝てはならぬ」、
モーツアルトの「主よほめたたえよ」、「オー・ソレ・ミヨ」なども。
ユーチューブでまた聞きたくなります。
音楽は、世界中で共有できますものね
挫折があっても、ハンディがあっても、
「切られたカードで勝負する!」という強さに感動しました。

素敵な歌声と人生に、ブラボー!!









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