蜷川シェークスピア『から騒ぎ』生徒さんの選抜お稽古写真紹介します

2019年10月15日

『パッドマン 五億人の女性を救った男』

はい、おはようございます。          雪華ホーム
中山CIMG0311




自らの偏見を素直に認める勇気と、知ったなら改める行動力、
この二つは生きていく上でとても大切なことだと、感じる今日この頃でございます。

今回の映画はバッドマンでもなく、スパイダーマンでもありませんが、
実在する本物のヒーローの一人。
2018年に公開された伝記ドラマのインド映画です。
主人公のラクシュミを演じるのは、超有名俳優アクシャイ・クマールさん。
演じるのに、きっと抵抗があったと想像しますが、
彼の純朴で一途な雰囲気が、
この映画をまともな開発者の物語であることを随分助けていると思います。
日本でもナプキンやウォッシュレットのCMは当初センセーショナルだったでしょう。
でも生理用ナプキンを題材とした映画って、見たことがありますでしょうか?
しかもそれが、インドなんです。
2000年以降の話なのですが、日本よりももっとタブー視されていましたのね。
クウェートやパキスタンでは現在も上映禁止だそうです。

結婚したばかりのラクシュミは妻が生理になった時に驚きの事実を知るんです。
生理期間中は「穢れ」期として、部屋に入れず妹たちも同じですが廊下(ベランダ?)で
眠るということは知っていたのですが、その処理に清潔とはいえない何度も洗っては使い古す
布を干しているところを見ます。
輸入品などのナプキンはとても高価で、その使用率は全体の12%程度だったとか。
ラクシュミは医師にも尋ねに行くんですが、
古い布の使用で病気や死に至る人が何人も出ていることも知ります。
がんばって高いナプキンを買ってプレゼントしてあげても、
妻は片田舎の貧しい家庭で、こんなものを自分だけ使うことは許されないと、
言って断るわけです。
ラクシュミは、それなら自分が作る! と一念発起しますの。
もともとエンジニア系の仕事をしていたとはいえ、全く新しい挑戦ですから、
うまくいくはずがありません。
その試行錯誤が面白おかしく語られてゆくのですが、
何がたいへんって、妻や妹など拒絶反応しか返ってきません。
インド映画にしては短い二時間二十分程ですが、
途中インターミッションがいつものインド映画同様あります。
前半はその抵抗が延々と続きますので、つらいです。
「恥をかくぐらいなら病気になった方がいい」とまで、妻に言われます。

誰も開発途上のナプキンの実験者になってくれないものですから、
ある日、自分でつけて試すんです。
管を通して、体の外からスポイドで液体を入れながら、自転車に乗りますの。
ご本人のスピーチがYouTubeにありますので、これは本当みたいです。
綿で作っていますから、やはり漏れるんです。
ズボンが真っ赤に染まり、周りの視線が集まります。
困ったーーと川に飛び込んだんですね。
やっぱり、誰だって恥ずかしくなりますわ。
こんな状況ですと、
学校や仕事も休んでその期間は隔離された方がいいと思ってしまうかもしれません。

その事件やあの事件などで、すっかりラクシュミは変態の烙印を押されて村を追放に
なってしまうのです。
純粋に妻の健康を心配しての行動だったのに。誰にも理解されません。
「一人の女すら守れないのなら、男じゃない」の言葉は胸に染み入ります。
ただあの環境でしたら、周りの人たちの反応も仕方がないように思えます。
ものづくりに熱中する人は、どこか変ですもの。変じゃないと、革新的なものは生まれない。

後半からは、救いの女神パリーが現れます。かっこいい現代女性です。
ここからは、プロジェクトXばりに試行錯誤の展開になります。
彼はあきらめない、モノづくりの天才でございます。(日本のモノづくりは大丈夫でしょうか?)
ついにセルロース繊維を使った大型のナプキン製造機の存在を知ります。
ここからが、ラクシュミのたどる道がたいへんユニークです。
巨大な機械は作れない、
でも、粉砕、圧縮、梱包、滅菌のそれぞれの分野のパーツに分けて、
お手製の製造機を作るんです。
さらに、これらの工程を女性達に仕事をしてもらって、収入源にする。
この製造機を村々に持って行って、たくさんの女性を解放することになったんです。
インド製ナプキンと同時に女性の仕事も作ったんです。
ナプキンは既製品より格段に安く作れて、安く売る。五万人の女性が使えるものを、と。
お金はもうけない。もともとそんな気が無いんですね。
「僕はパッドマンで、マネーマンじゃない」
スティーブ・ジョッブズさんでもジェフ・ベゾスさんでもない生き方を目指していますから。
お金じゃないんだ、私も、そう言ってみたいものでございます

映画終盤で、ニューヨークに呼ばれてスピーチをするのですが、
これは涙なくしては見られません。
自慢や美談ではなくて、本心からの声に思えますから。
「問題がない人生なんてない。問題は生きるチャンスだ。
僕は運がいい。インドは問題だらけだから……」
「僕は工科大を出ていない。けど、最近向こうから来る」
と、笑わせることも忘れません。

映画はもちろん脚色していますが。
根本のところでね、こんな人いるんや、という驚愕の映画でした。
世の中捨てたもんじゃないのでございます。
ブラボー!!



この記事へのコメント

1. Posted by Al�cia   2020年01月31日 12:25
5 |Esta � minha primeira vez aqui e estou realmente impressionado!
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