遅めの花冷えでしょうか市川の大野緑地

2019年04月11日

DVD『尺には尺を』 蜷川版シェイクスピア

はい、こんにちは。          雪華ホーム

佐倉チューリップフェスタ7




彩の国さいたま芸術劇場で催されるシェイクスピアシリーズ32弾だそうです。
公演直前に蜷川幸雄さんが亡くなり追悼公演となったのですね。
蜷川さんの指導は厳しいことで有名ですが、
その分、確かな役者さんを何人も育てあげたとも聞きます。
この『尺には尺を』は、
マタイの福音書のフレーズ「人を裁く裁きを、あなた達も裁かれ、人を量る量りであなた達も量られる」からのようです。
でも、小難しいお芝居ではなくて下ネタありの楽しい喜劇なのだと思います。
当時は問題作だったかもしれませんが、
今見ても、笑えます。その普遍性に驚かされますね。
トランプさんがどうしたとかというセリフが出てくるところは、現代の演出であり、
物語の時代によって、常識や習慣や制度の違いはありますが、
人間を描くのに古いも新しいもないかもしれません。
わが身に降ってわいた苦難にどう対処するか、
その時こそ人物の本領が出るはずでございます。
うまく事が運んでいる時、何の不自由も無いときに善人であることは容易いですもの。
全ての登場人物が、その危機対応を試されているように感じました。
その言動があまりの正直さにお腹を抱えて笑えることに繋がったり、
権力を持つと、こんなにあっとう間にすぶすぶに溺れてしまうようになるものかと、
情けなくなったり、
登場人物に翻弄されます。
ストーリーなどはネットですぐに出てきますからご興味のある方はそちらへ。

この劇場がシェイクスピアの作品をこれだけ演出し続けた功績は大きいですね。
埼玉には誇るべき文化芸術があります。

ヒロインの多部未華子さんがいい。
『あやしい彼女』で度肝を抜くコメディエンヌとしての演技と歌唱力を発揮しました。
それに今回の舞台、芸域の広さ、器用さを見せつけてくれました。
テレビドラマだったらしいのですが、
後程見た『わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた』という長いタイトルの
ドラマも好きです。なんせ、小野政次役だった高橋一生さんとの共演でしたからねー。
素敵なラブコメでした。
食い入るように見つめた雪華でございました。
ブラボー!

私はテレビは滅多に見ません。大河ドラマくらいかな。DVDを見るのに忙しい
名古屋に住んでいた頃(10年以上前)に、「V6って知ってますか」って生徒さんに聞かれ、
得意げに、「時々飲んでる!」って答えた後の彼女の一瞬の沈黙と、
それからの大爆笑が収まるのに、いくらか時間がかかったものです。
「マジですか〜?。それってネタですか〜?」と言われたぐらいに受けたものですから、
その後はネタにしております。有難うございます。
あの時は正真正銘のマジでしたがね、V8だかの野菜ジュース。
今でもあるのでしょうか?
ですから、とても遅れて生きている私ですのよ。ご免あそばせ。









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