宝塚歌劇『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』撮り直せない所での写真は難しいね

2018年09月30日

DVD『ゴッホ 最後の手紙』

はい、おはようございます。          雪華ホーム

神楽坂散歩コボちゃん
神楽坂界隈の写真をアップします。


神楽坂散歩黒塀

神楽坂散歩石畳


この映画は、
ゴッホの名画が動くんです。摩訶不思議なアニメーションでございます
過去の回想シーンは白黒の映像になりますが、
これはきっと手間がたいへんだったからではないかと、
勝手に想像します
アルルのカフェテラスを描いた『夜のカフェ・テラス』、『ゴッホの寝室』、『夜のカフェ』。
パリの『タンギー爺さん』『ローヌ皮の星月夜』。
オーヴェールの『医師ガシェの肖像』『鴉の群れ飛ぶ麦畑』『オーヴェールの教会』など。
ゴッホの名画が、筆遣いそのままに見事に再現されています。
技術的には、相当に難しいことに挑戦されたようなのです。
数々の受賞は、それも評価してのことでしょう。

私は制作技術はわかりませんが、ドラマの内容に深く感動しました。
郵便配達人ジョゼフ・ルーランの息子アルマンが、ゴッホの弟宛ての手紙を父から託されるのです。
アルマンは弟テオの消息をたどり、亡くなっていることがわかります。
やがてゴッホの死の真相を探ることになるという物語です。

流布する定説では、狂気が全面に出ていて多少うんざりしていたのですが、
耳を切りたくなるようなゴーギャンとの辛い現実だってあったのでしょう。
自傷行為の激しいものとして、
心が不安定になることは、ひょとしてそんなに不思議なことではないのかもと、
私には思えるのでございます。
それくらいこの映画では、人間ゴッホが実に巧みに表現されていたのではないでしょうか。
自殺だと言われている死の真相も、おぼろげに理解できた気がするのです。
私の浅い知識では、弟のテオは裕福でゴッホの売れない絵を全て買い取ってくれていたのだと、
思っていましたが、実はお金に困っていたことを知りましたの。
しかも、テオが病気を患っていることを知った時のゴッホの胸中を思うと、
自分が生きていることの罪深さを思わずにはいられなかったのではないかと、
涙があふれて止まりませんでした。
どんどん描けるんです、多作なゴッホが生きている限り、
テオはそれらの作品を買い続けねばなりません。
それが、自殺の真相ではなかったかと思えます。
天才画家としての片鱗を随所に現わしつつも、
お金にはならない才能を持った者の不幸があります。理解されない苦悩はいかばかりでしょう。
見ている私は、なんとかならないものかとやきもきするばかりなのです。

現代では、ゴッホはたいへん日本人に人気のある画家ですよね。
私がイギリスにホームステイしていた時に(だーいぶ昔の話)、
ステイ先のお母さん(たぶん当時65歳前後)お父さんとが、ディナーのときに、
絵画の話になったことがありましたの。
「ゴッホのね、えーっとフルネーム何でしたかしら、あなた。えーっと?」
「度忘れしたなあ」とお父さん。
「ヤスヨ、何でしたっけ?」お母さんが私に聞いたんです。
「フィンセント・ファン・ゴッホ?」即答の私。
「ほら、そうよ。日本人はゴッホが好きなのよ」
うんうん、と頷くお父さんだったのでしたよ。
その会話の少し前に、何億かの高値で日本人がゴッホの絵を落札して、
世界中にニュースが流れましたからね。
浮世絵の影響を受けたりしているゴッホの絵に親近感を持っている日本人ファンが多いようです。

好きなことで、食べていけることができる人は、
ほんの稀なことであるとわかってはいるものの、
特に芸術の世界には、支援者が必要だなとつくづく感じるのでございます。

ブラボー!!

神楽坂散歩階段




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