DVD『救いたい』震災後の仙台が舞台ほんの少し、秋色

2018年09月04日

映画ちびまる子ちゃん『イタリアから来た少年』

はい、こんばんは。          雪華ホーム

京成バラ園9.4ブログ




「ちびまる子ちゃん」で知られる漫画家のさくらももこさんが亡くなりました。享年53歳。
あまりにも早い訃報でしたね。

さくらももこさんは、静岡県清水市出身。1984年、短大在学中に漫画家デビューされたそう。
お忙しかったのではないかと想像します。


自身の少女時代をモデルに小学生「まる子」の日常をユーモラスに描いてきました。
そのユーモアの中に現実をシビアに見る、
もう一つの視点を語らせる手法はお見事でございました。
私のブログの()書きは、その影響かも。
(大それたことを言ってしまう、恐れを知らない一般人である!)。

日常系のふわふわした作風が、
映画のアニメには向かないかもしれないという大方の予想を裏切って、どうしてどうして、『イタリアから来た少年』は、素敵な作品に仕上がりました。

花輪君の家に外国からの子供達が遊びに来て、
その子達がまる子達の家やそれぞれの家にホームステイすることになりますの。
まるちゃんの所にはイタリアから来た少年がやってきて、親睦を深めていくのです。
地元清水から大阪旅行、そして東京旅行へ。

大阪生まれの私としては、この大阪旅行の描き方がとても気に入りました。こうあって欲しい。

日本に来た理由が、途中からわかってくるのです。
まるちゃんも、一生懸命探す、追い求める。しかも、他人のために。
なかなかドラマチックな展開を伴いながら、楽しい時間はやがて、別れの時へ……。
単なるお涙頂戴ではない、ほんの少し成長したまるちゃんに会えます。

マルコという名は確かに、イタリアっぽくて効果を発揮しましたね。

日本のアニメーションを世界的な売り物にすることができた、
その功績一位は押井守さん、二位は宮崎駿さん。でしょうね? どうでしょう?
私の好きな作品は、押井さんの『うる星やつら ビューティフルドリーマー』、
宮崎さんの『ルパン三世 カリオストロの城』
奇しくも、二つとも他の原作者さんのキャラクターを使って、
存分に監督さん自身の個性を発揮したものでした。
原作者さんは、たぶん怒ってる……。すっかり変わってるもの(知らんけど)。

ところが、このちびまる子ちゃんは、オールさくらさんワールド。挿入歌の歌詞だって、そう。
寂しくなったら、この映画を見ましょう。
と言うことで、三位が悩むところであります、さくらももこさんを押しましょうか。

押井さん原作の『人狼』が、韓国の実写版としてこの夏映画化されていたようなんです。
アクションはもちろん、ラブストーリー有り、
敵か味方か二転三転するストーリーの面白さ有り、リメークしたくなる作品でしょう。
DVDを待ち遠しく思っている今日この頃でございます。

良いアニメ作品はずっとずっと生き続けます。
偉大なクリエーターに拍手喝采を送ります。
ブラボー!!




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