DVD『ディア・ドクター』良作ですね。映画ちびまる子ちゃん『イタリアから来た少年』

2018年08月29日

DVD『救いたい』震災後の仙台が舞台

はい、こんばんは。          雪華ホーム

甲府合宿昇仙峡の滝






早いもので、東北の震災から7年程たつのですね。
災害が酷すぎて、映画でも文学でもしばらくは沈黙していました。

時の流れとともに冷静に見られるようになり、
作られた映画として佳作だと思います。
本気で震災と向き合うところがいい。
何か戦争や災害を、飾り程度か背景かなぐらいに利用する作品をしばしば見るのでございます。
あれは、私は許せない。
深みや奥行きがでるー、なんてね評価する人がいたりしますが、救いようがない。

救いたい、にしてもらいたい。これは、大人の本物志向の映画でした。

ヒロインの麻酔科医という設定も新しい。あまり目立たない存在ですものね。
私が乳がんの手術を受けたときは、
前日に眠れないと不安になるからでしょう、強い睡眠剤を処方してくれました。
その時に薬を持って、自分が麻酔を担当する医師であることを自己紹介を兼ねて病室に現れました。
麻酔科医という存在を最初に知った瞬間です。
全部眠るための準備を整えて、まさに眠ろうとしたときに服用してください、って言われるのですが、
1,2,3で次の瞬間は翌朝でございました。……凄いもんです。
手術中も麻酔なくしては、1秒ももたないのでしょうが、外科医ほどには印象に残らないのです。
申し訳ないことです。


映画の主人公は、奥さんの方でしょうか、鈴木京香さん演じる大病院で務める麻酔科医。
そのご主人が、三浦友和さん演じる町のお医者さん。しかも、偉いのは、被災地の最前線に出張して
働いている
お医者さん。
どちらも多忙で、たまにしか会えない二人ですが、お互いを尊敬しあって心が寄り添っている夫婦です。
ネット上の感想を見ていても、友和さんの名セリフは女性の心をつかみましたね。
奥さんが自分自身を卑下する場面で、
「たとえ女房でも、オレの女房を悪く言うのは許さん」


映画は、震災後2、3年後です。
あの出来事により、生活がまるで変ってしまった方が大勢出ました。
しばらくは悲しみに暮れ、やがて、悲しみにかさぶたが覆われます。それくらいの時期でしょうか。
とにかく生きていかねばならないのですから。
でも、そのかさぶたは、ちょっとしたことですぐに剥がれ、傷口がいつでも開く状態でもあるのです。
忘れようとしても、簡単にはいきません。
救いたい、救われたいという思いは、空回りすることもあります。

被災地で詐欺行為を繰り返す輩を退治する三浦さんのアクションシーンには、
にやけてしまいましたが、

実際に似たような被災者を狙う詐欺事件があったそうです。
ただ、いちいち訴えている暇は無かったかもしれませんので、
大きくは取り上げられなかったのでしょうか。
ですから、これで留飲を下げてもらおうと思ったかもしれません。

それと麻酔科医の貫地谷しほりさん演じるエピソードも、胸に迫るものがあります。
無理もないかなあと思いました。
しかし、一番の号泣シーンは藤村志保さんと中越典子さんの演技でしょうね。
可哀そうだ、哀れだという涙ではなく、お互いがお互いを気遣っているのがわかりすぎて、
見ているこちらまで、号泣してしまいました。
夫を震災で亡くした義娘と、介護の必要なお母さんが共に暮らしていますの。
娘はたいへん献身的で、働きながらお母さんを一生懸命支えています。
周りも、偉いねえって評価しています。
でも、お母さんにしてみたら、まだ若い義娘にもう一度新しい人生を送ってもらいたいと説得します。
お嫁さんの将来を考えての、切ない決断だったでしょう。
「息子は死んだんです」って諭すのね。何度も。「私は実妹と同居しますから」と。
これを聞いて、娘の方が激しく泣き出すの。
見た目は、娘が一方的に母を支えているようにみえますが、
本当にそうだったのかと、思い直しました。
夫がいなくなった悲しみや孤独感を、この義母がどれだけ支えてくれる存在だったのだろうかと、
私も思い至ったのです。
一方だけが、犠牲になっているのではなく、残った者達はお互いが支えあっているのですね。

何もできませんが、忘れないでいたいと思います。
ブラボー!!


甲府合宿富士山



































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
DVD『ディア・ドクター』良作ですね。映画ちびまる子ちゃん『イタリアから来た少年』