今日の花材：谷渡り、雪柳、スイートピー


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寒いですね。
先週、ちらりと雪を見ました。
一年過ごした札幌では、今頃雪がどのくらいになっていることでしょう。
誇張ではなく、ほんとに見る見るベランダの雪が積もるのを、
驚きをもって眺めていました。

何かのコラムで読んだのですが、
中国古代王朝の殷で用いられていた甲骨文字では、
雪という文字は、空を表すウ冠に、羽の文字を当てたそうです。
はらはらと白いものが、天から舞い降りる様が目に浮かびますね。
それは、豪雪地帯の雪とは全く姿を異にします。
その時代のその地域の空気の違いでしょう。
私自身は大阪の生まれですから、
雪が散らついたと聞くや、うれしくて窓辺にまっしぐらです。
ですから羽の文字は私の心象と同じ感覚でございます。
そうそう、と文字を考えた方と手を合わせたい気持ちです。

今住んでいます千葉で、この冬何度雪が訪ねてくれるのか、
寒い寒いと言いながら、楽しみに待っています。