支部の研究会ではこんなの生けてるよ天城の私雨

2015年08月10日

クリントさん84歳の物凄さ!ミュージカル映画『ジャージー・ボーイズ』

はい、こんにちは。          雪華ホーム

九十九里浜1






シェーリー〜♪
ミュージカルですよ、音楽映画というのでしょうか。
芸域が広いですね、まだまだ新しいことに朝鮮される姿こそが、若さの秘訣なのでしょう

映画に挿入されるのは大ヒットしたポップスですから、私でも耳にしたことのある名曲です。
シンガー達を主役にしているので、ミュージカル独特の「いきなり歌いだす不思議さ」を、
そうは感じなくなるのではないでしょうか。
私はいきなり歌いだすのが大好きではありますが。
監督は、もう、映画界の巨匠クリント・イーストウッド監督でございます。
クリントさんにしては、軽いです。大人の遊び心。

1950年代から60年代にかけて、アメリカン・ポップスを席巻した「ザ・フォー・シーズンズ」というコーラスグループの結成のいきさつから、その解散、そして現在までを描いています。

「ザ・フォー・シーズンズ」のメンバーはニュージャージー州の、ありふれた田舎町の不良少年でした。
くすねてきたグッズを売りさばいては、それで遊ぶお金を稼いだりしている連中ですの。
ただ、たまたまメンバーだったフランキー・バリ(ジョン・ロイド・ヤング)の声が、
ずば抜けて特徴的、一度聞くと忘れられない稀なギフトを天から授かっていたことが幸運でした。
高い高い声(ファルセットなんでしょう)は、クラブの女の子達をたちまち虜にし誰もがうっとりする歌声。
その声を聞いて、これも一人の才能あふれるピアノ弾きの若者が「ぜひ組んで、バンドをやりたい」
と、思いたちます。こうして結成されたのが「ザ・フォー・シーズンズ」
やがて彼らはメジャーデビューを果たします。
レコードは売れる、売れる!! テレビ、ラジオには引っ張りだご。
コンサートのチケットも即「SOLD OUT」
当然今まで見たことのない大金が転がり込みますね。
高級車も買った。群がりよってくる女の子は選び放題。
まさに、アメリカンドリーム、これこそ、THEサクセスストーリー!

と、思いきや……
いろいろあるのでございます。

クリントさんは、自身でも作曲するほどの音楽好きで知られています。
ジャンルは違えども、音楽の楽しさをj熟知されている。
光に照らし出されたスターの影の部分を取りあげながらも、
そのはじけっぷりと、フォーシーズンズの楽曲の力そのものが、この映画を明るくしていますね。
何があっても、世の中がどうあろうとも、
心底好きなものがあることの強みを感じずにはいられません。

この歌のタイトルの翻訳も素敵です。
「君の瞳に恋してる」、頭の中をメロディが何度も駆け巡ります。悲しい逸話とともに。

懐かしの名曲にしばし浸れる映画でした。

エンドロールに、
「これは真実の物語である」と銘打った作品が最近の流行かもしれません。これもそうなんですけどね。
この文章、どう受け止めますか?
事実であろうと思われる話(歴史書やノンフィクション)の方が、作り物である物語よりも上等のように思われる方がときどきいます。
実在の人物を映画化したわけですから。本当にあった(true)話である、と受け取るべきなのでしょうね?

でも、私は作り物である「物語」の力を信じています。
源氏物語の物語観を引用するまでもなく、物語には作り物に過ぎない人間の創作物なのですが、
却って「事実」としては現れない「真実」を描くことができるという点です。
いい物語は、「事実」ではないかもしれないけれども、どこかに「真実」を込めているものです。
ですから、わざわざ文言を入れなくても物語には真実が含まれるのが当然なのではないかと。

長らくいけばなを嗜んでいますが、これは「自然」と「いけばな」の関係とよく似ているように思います。
自然を元とし、師とし、畏敬の念を持ちつつも、
いけばなは、人間の手を加えることでより良い理想に近い形、花を最大限生かす(飾るのではなく)作業ですから。

本題とは関係の無い質問を、クリントさんに聞いてみたいと思う今日この頃でございます。
ブラボー!!

九十九里浜2

写真は九十九里浜


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