これは世代によって感想が異なるでしょうね、DVD『鑑定士、、』今年は、きっとホワイトクリスマス

2014年12月01日

ちえりあオペラシアター『椿姫』

はい、こんにちは。          雪華ホーム

ユリ





今回から解説の先生が替わってしまいました。これまでの先生が良かったな、ピアノを弾きながらというのが気に入っていましたし、よくポイントを整理してお話してくださいましたから。

それは、ともかく、
一番有名で一番人気が高いと言われている『椿姫』でした。今回のヴィオレッタはステファニアさん版。
DVDで、ルネ・フレミングさん、アンジェラ・ゲオリュギューさん、ネトレプコさん版は観たことがあったのですが、もうお一人方見忘れていました。美人でヴィオレッタにはぴったりだという評判のステファニアさん。この評判というのが曲者でして……誰の評判なのか? わからないことが多いものでございます。
お歌のテクニックやら良し悪しはまるでわからないので、お芝居としてしか見ることはできませんのね。
その程度の感想からです。

ルネさんは年配過ぎて。椿姫として、どうなのよ……っていう正直なところです。
あと、これは演出上の問題ですが、最後血だらけのベッドは相当気持ち悪い。
リアルとリアリティは別物です。芸術は創作だ! (と叫びたい私)
まわりが止めてほしいと思いましたが、止めるべきヒトが演出をしたんでしょうから仕方が無いわね。
いえいえ、良い演出だという声がもちろんたくさんあるのですよ

ネトレプコさんは、モデルさんのように美しい。本当に美人でね、好きです
ただ、これも演出が気に入らない。真っ白の壁に赤いイスひとつの舞台ですとか、大きな時計がポツンとかのですね、所謂現代的な演出と言われるものでした。モダンで素晴らしいとか、あの時計は命の短さを象徴しているだとか、いろいろ薀蓄を語る方もいるのですが、私としては……キライ。あれは、製作側にとって、お金がかからないからやっているだけです。オペラの衣装や舞台セット(相当かかるんでしょう)をけちっているとしか思えませんの

一番私が好きでオススメしたいのは、アンジェラさん版です。ヴィジュアル面は申し分ありません。椿姫=アンジェラさんという図式ができあがってしまいましたから。
特筆すべきなのは、この舞台だけ、私初めて椿姫で涙しました。
クリスティーナ・レアリさん主演の映画『椿姫』も見ましたが、泣きはしませんでしたね。
アンジェラさん版にのみ心動かされたんです。
なんでだろ? と考えましたところ、ヴィオレッタの献身が痛いほど説得力があったことに加えて、恋人のアルフレードも素敵でした。
なにより、二人の仲を裂こうとするアルフレードの父親役が良かったからではないかと思ったのです
アルフレードの妹の結婚に支障が出るので、ここはなんとか引いてもらいたいという父親の心情が切々と訴えられていて全く共感させてしまいましたから。ただの悪役としてではなくて、父親としての立場のつらさが出せるかどうかで、ヴィオレッタの苦悩もより深くなるでしょうから。最も重要な場面でしょう。
この人物さえ登場しなければ、ヴィオレッタの悲劇はかなり緩和されたわけですけれども(笑)、無ければストーリーとしての面白みは半減しますものね。

今回のステファニアさんの椿姫は私の中のアンジェラさんを越えることは無かったのです。
そうなんですが、ラスト第3幕の完全に床につきお亡くなりになるシーンのある場面の迫力は上の三つをはるかに凌いでいたように感じたのです。
仰向けに寝ながら、あれだけの熱唱ができるのはオペラ歌手の技術なのでしょうね、圧巻です。それと、ステファニアさんが、一番このシーンにぴったりだったのです。
歌うとおでこにシワがよる(癖なのかもしれません、たぶん痩せていらっしゃるからではないかと)のと、だらっと垂らしたオバケ髪(ごめんなさい)との相乗効果で、貧相なかわいそうな、死にそうな雰囲気がすごく出ているんです。今までの配役の中で最高でした!

それがね、問題は一幕めからずーっとそうなんです。これが、どう考えても惜しいと思いませんか? オペラというのはスタイリストみたいな職業のヒトはいないのでしょうか? 前髪をおろして、ふわふわっと長い髪をアップにするだけで、印象はだいぶ変わると思うのに、もったいなかったです。
オープニングに死の気配が必要な場面は確かにあるので、そのシーンだけは譲るとしても、です。

華やかな社交の場で、もっと生き生きと楽しんでいる様子を出してもいいような気がしました。病と闘いつつも、まだ装う気力が残っていたのですから。
そこがあるからこそ、三幕めに「私はこんなに変わってしまったわ」と言いながら手鏡で自分を映すシーンが利いてくるはずなんです。
ステファニアさんは、一幕めと三幕めが変わってなかった。私は、「一緒やん」って突っ込んでしまいましたわ。
でも、本道の歌は変わっていました。それが、オペラの醍醐味なんでしょう。

ニ幕めの中庭のようなセットは素晴らしかったです。ジュゼッペ・ヴェルディ劇場2002年ライブでした。

アルフレードは、まさに田舎のぼんぼんという感じ。物語的にはぴったりなのかもしれないですが、なんかな……というモヤモヤが少し残ったという、

そんな感想でございました
でも、オペラは楽しい〜♪
次回はモーツアルト『後宮からの逃走』なのですー楽しみ。

ブラボー!!


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