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2014年11月04日

現代の『シャーロック』が好き!

はい、こんにちは。          雪華ホーム

2014ハワイヒルトンの中庭


私はミステリーが大好きなのです
神と崇拝するクリスティ女史をはじめ、エラリー・クイーン、ディクソン・カー、ポー、好きな作品はたくさんあります。
なんですが、コナン・ドイル原作の『シャーロック・ホームズ』だけは良さが理解できませんのね。
あれは、推理と言うんでしょうか?
推理なんでしょうね、ファンがたくさんいらっしゃる。
なんと申しますか今の言葉で言うところのプロファイリングではないのかと私には思えるんです。
推理というより知識の範疇のように思えてね。

他人を観察して、今この人はどう感じているんだろう? 何を思っているんだろう? 
この人とあの人の関係性は良いのか、悪いのか? 
というような推理は一目見てわかることではないと思うのです。たくさんの例が必要ですよ。
推理よりも、たぶん現代社会は氾濫する情報を知識と勘違いしていることが多いように思うことがあるのです。その知識は本当に正しいのかどうかの検証よりも、世間でそれは流布しているかどうかが大事なような。
色眼鏡を意識的なのか、無意識なのかを使って、プロファイルしたがる。つまりあんまり時間をかけて考える事を拒否して、手っ取り早く枠に当てはめたがる傾向にあるように感じることがあるのです。
そのような昨今にあっては、このシャーロックは正にぴったりではないでしょうか。
現代のシャーロックこそ、生き生きとしてみえるのです。

BBCドラマはやってくれるじゃありませんか。
イギリスの知的財産ですものね。
ドラマ中のシャーロックのプロファイリングは、目にも留まらぬ速さで、ちゃっちゃと飛ばしてくれる。
これを仮に充分説明されても、「はーそうですか」で終わるので、ちょうどいいんです。
でも、何か他のことをしながらいい加減に見ていると、置いていかれます
巻き戻して見たシーンがありましたから
シーズン3まで出ていますが、やっぱりどのシーズンもトップの章が抜群の出来でございますでしょ。
やっぱり、力が入るのでしょうね。

劇中でホームズ自身が自分のことを「ソシオパス」(社会病質者)だと認めています。
ホームズに限らず、名探偵は皆エキセントリックなものと相場が決まっております。
私はなぜかと考えたのです。
今、放送大学で「錯覚の科学」という講義があり、これがまっこと楽しいのです。
授業なのに楽しくてもいいのです。
それを視聴していて、つくづく思ったことがあります。
錯覚するから、人間ってつらいことも悲しいことも乗り越えられるではないかと。
個人の思い出や歴史でさえ、容易に歪めることができるということが証明されるのです。
錯覚するのが正常な人間なのではないかと。
極論ですがね、五感で感じているよりも頭で感じているといってもいいぐらい。
名探偵は、数々のトリックに目を眩ませられない頭脳をもっているわけですね。犯人に錯覚させられない人物でなければならないのだと思うのですよ。
つまり、普通じゃない〜♪ という人物造詣になるのではないかと考えたのですが、どうでしょう?

私にとってはですが、このシリーズは原作以上の素晴らしさ。ストーリー展開が目を見張る作品です。
キャスティングがまたすごいですね。
ベネディクト・カンバーバッチ……カンバーバッチ……。覚えられん。
彼が超エキセントリックで魅力的。
悪役さん顔ですのにね、見慣れると、くせになるお方でございます

カンバーバッチ様、ブラボー!!

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