草が生い茂りインド映画『めぐり逢わせのお弁当』

2014年09月01日

『名探偵ゴッド・アイ』、内容はともかくジョンストン探偵は好きよ

はい、こんにちは。          雪華ホーム

マンションの花壇、紫の菊




邦題『名探偵ゴッド・アイ』

原題:盲探 英題:BLIND DETECTIVE
2013/香港、中国 上映時間130分
監督・製作:ジョニー・トー
脚本・製作:ワイ・カーファイ
音楽:ハル・フォクストン・ベケット
出演:アンディ・ラウ、サミー・チェン、グォ・タオ、カオ・ユアンユアン、ラム・シュー

アジアの巨匠ジョニー・トー監督最新作!
香港を震撼させる謎の失踪事件。名探偵の奇想天外な捜査により点と線が繋がった時、想像を超えた驚愕の真相がいま現れる!

ジョニー・トー監督作品『Needing You』『ダイエット・ラブ』『イエスタデイ、ワンスモア』を継承する、アンディ・ラウ×サミー・チェンのゴールデンコンビ復活作!

というようなうたい文句と、この予告編がありました。ちょっと→これ

このユーチューブのりりしいアンディ様。大作かと……。

でも、これらがこの作品の一番のどんでん返しということに、映画を見始めて数秒で気づくのでございますよ。
こてこてのコメディ。うーん、どうなのこれ。
爆笑場面はけっこうあります。ファンにはたまらないけれども、アンディ作品初めての方にはおすすめできません。日本語吹き替えもないので、手にとることも少ないでしょうけど。
この監督の上の三つの作品はすごいです。この主演コンビも不滅だと思います。

ジョンストン探偵のキャラが大好きなので、脚本を替えてもらって、ミステリ部分を練って二作目を作ってほしいのです。
この映画の感想はこれだけ。


アンディ様といえば、
あの『インファナル・アフェア』は、私の胸に強烈なインパクトを残したのです。
何を隠そうアンディ・ファンクラブに入会していたことがございます。たった、一年でしたがね。
オレンジ色のポロシャツが送られてきましてね、胸にはAの刺繍がほどこされてあります。それがファンクラブ会員の証しなのだそうです。今も大事にしまってあり、ときどきは着るのです。

先日、日本のドラマがこの名作をリメークした作品を遅ればせながら見たのです。

『ダブル・フェイス』
と言うものです。マフィアに潜入した捜査官側と、警察官僚に入り込んだマフィアとの両方の側から描いたもので、それなりの工夫は感じられました。しかし、この番組のいい部分は、原作映画のコピー部分ですし、どうかな、これってという部分はこの番組のオリジナル部分なわけです。何のためにリメークしたのかしらん? 元のを見た方が早いではないかと思った次第です。
先に、レオ様のアメリカ版とんでもリメークがありました。でもあれば、スコセッシさんの趣味趣向が特化し、ある意味監督の得意技であるギャングの世界へと持っていった手腕があったといえるのかもしれまえん。原作とは全く別物という意味で。
日本版リメイクも多少これに引きずられているんでしょうか? 主役は潜入捜査官の方に見えます。西島さんですものね。

潜入捜査がたいへんなことは想像できます。そりゃあ命がけでね。でも予想の範囲内じゃないでしょうか。立派なことをしているわけですから。
それでも、当然ながら元の警官の身分に戻して欲しくてしかたがない悲哀をトニー・レオンが見事な演技で見せてくれました。
この映画が香港のみならず、世界を震撼させたのはそこじゃないと思うのですよ。
ギャングが警察官僚になっていたらどうでしょう! 怖いですよ。こっちのはずでしょ。
しかも、この悪人であるギャングはイケメン(アンディだもの)なんです。警察学校時代からずば抜けた知性と才能があり、エリート街道まっしぐらです。人望が高くて、最高の生活をエンジョイしているわけです。もちろん、モテモテのはず。
このような状況で、普通の人間でしたら誰がギャングに戻りたいと思うでしょうか?
このままでいたい、真っ当に生きたいと切望します。元の身分に戻りたくない、素性を知られたくないのです。
ですから内心はいつもビクビクしています。
そこが、この映画の一番のサスペンスではないかと思うのです。
さらに、とっておきの見せ場は、
正しい人間でいるためには、不正を行なって真実を知っている者を殺さなければならない。この葛藤と矛盾。
これこそ、まさしく All You Need Is Kill という状況です。
絶体絶命のスリルがほとばしる名作でございました。

香港映画史上に残る作品で、ノワールというジャンルであるにもかかわらず女性ファンが多いというのもうなずけるのです。
アンディ様のおかげ。
だから、日本版リメークを見たときにね、香川さんのファンクラブに入りたいとは思わないわけです。香川さんは立派な役者さんで、好きですけれども。キャスティングも脚本のツボも違ったものになってしまって、せっかくの面白さが半減しているように感じました。

インファナル・アフェアの過去記事はたくさん。→これこっちなど。

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