自由花入門カリキュラム、線の基本1のよこインド映画『マッキー』と、『マダム イン ニューヨーク』

2014年07月24日

オペラ『ニュルンベルクのマイスタージンガー』

はい、おはようございます。          雪華ホーム

美瑛、牧場の牛たち縮小版




歩いて10分ほどの近所に「ちえりあ」という生涯学習センターをはじめとする札幌市の複合施設があります。
そこで、どうやら二ヶ月に一度ほどオペラシアターを上映してくれるようなんです。最近はシネコンなどでもぼつぼつ上映してくれるところが増えましたが、こちらは1100円とお徳。たぶん、娯楽ではなくて講義という名目なんでしょうね。
中に入ると、ちえりあホールは座席数500弱の、立派な劇場でした

もっぱらDVDなどで、オペラを少し見ている程度ですから、詳しいわけではありません。
上映の前に、札幌大谷大学の大門先生が、30分ほど解説をしてくれます。これが、ひょっとしてすごく良かったのかもしれません。
ご自身もピアニストであるとのことですが、壇上のグランドピアノを使って、主なシーンでのメロディを奏でての講義でした。
このオペラはワーグナーの中で、唯一喜劇ものということです。

なにせ、5時間ほどのオペラ。
どうなるかなあ……と思いきや、
第一幕め終盤のほんの数秒、眠っただけで(やっぱり寝た)、ストーリーが飛ぶほどのことはありませんでした。
なんと、その後2回の休憩を挟みつつ、後は目と耳が離せない展開になるとは自分でも信じられないことでした。
5時間があっという間。
最後は恍惚としておりました

音楽が頭の中で、繰り返し繰り返し鳴り響きます。興奮の坩堝といいますか、精神を煽る迫力満点でございました。私って、ワーグナーがスキかも。って、これに接しただけにすぎないのですが、思わせます。さすがの、『歌劇王』。

映写している画面にブラボーと叫びたい心地でございました。

ワーグナーは作曲家であるとともに、自作歌劇の台本も単独執筆しているそうです。
若い男女の恋が成就する、わかりやすくて楽しいラブストーリーです。
でも、主人公はその二人をとりもつ年配のマイスターであり、自身の恋心を抑えつつ二人をとりもつ献身が、しみじみと泣かせる感動的なストーリーになっています。
解説で、若い二人のラブストーリーというよりは、大人のラブストーリーだとおっしゃっていた理由がわかりました。
ラストの大団円を迎える時には、拍手喝采して彼に祝福を送りたい気持ちでいっぱいになりましたから

しばらく興奮冷めやらない、雪華でございました。
次回のオペラは、『ヘンゼルとグレーテル』なんです。もちろん応募していますよ。


トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
自由花入門カリキュラム、線の基本1のよこインド映画『マッキー』と、『マダム イン ニューヨーク』