花壇が賑やかになってきました♪札幌にも春が来た

2014年04月27日

『アナ雪』大ヒットの独断的解釈

はい、こんにちは。          雪華ホーム

ミニチュア額





『アナと雪の女王』、大ヒット中らしいですがご覧になったでしょうか。

先週、興行収入111億円を記録して、洋画アニメーション史上最大のヒット作となったのだそうです。公開から1か月以上が経った現在もその勢いは衰えず、昨年の国内興行成績ナンバーワンとなった『風立ちぬ』(約120億円)の成績を超えるのは時間の問題だと言われているとか。
私も、ちょっと前に観ました。
アカデミー賞のお墨付きでもありますから、悪いわけは無いんでしょう。
でも、そんなにいいのか? という疑問が私には正直あります。観た人の数=満足した人の数ともいえませんがね。

日本語吹き替え版を見ました。噂通りに「Let It Go」はいい。
でも、こんな程度のいい歌は山ほどある……とちょっとひねくれてみる。しかも、ミュージカル映画だったら、もう、2、3曲これレベルの曲も入れてほしい……とか思う私でした。まあ、あのキャッツですら、一曲だったと言えなくもないので、これはよしとしましょう。
十歳前後の女の子を母親が連れて見に行こうとしたとき、映画館のラインナップをみてみましょう。「クレヨンしんちゃん」も、「コナンくん」も男の子っぽいかな。「世界一初恋」は、早すぎだろ、って思いますでしょう? ディズニーが無難だ……となるのはとても自然な流れかと。
ただ子供用だけに作った映画でしたら、ここまでヒットはしないでしょう。
大人の日本人女性の幼稚化が背景にあるのではないかと穿ってみる今日この頃でございます(もちろん私も含めて)。優秀だった頃の宮崎アニメが消えた今、大人が楽しめるアニメが減ったというべきかも。(もともと、ディズニーは子供用に作っているのだと思いますよ)

「Let It Go」の訳詩には、たいへん感動しましたの。
思い切った”改変”に踏み込んだと思います。
あの、技術的なことじゃなくってです。♪Let It Go Let It Go だから、3音めと6音めは母音がOじゃないと、口パクと合わないので、苦労なさったとかいう種類のものではないんです。それはそれは、プロの訳詩家としてたいへんなテクニックでしょうがね。
原語の日本語訳に出てくる歌詞をよくみてみると、すごい強気の我儘お姉さんとしか思えないんですよ。一度機会がありましたら、よーくみてみてくださいね。

こんなような、部分がありますの。雪の女王がカミングアウトするドラマ一番の見せ場です。
「私の苦しみを天だけが知っている」━━うん、これはしかたがない。あるある。
「秘密を悟られないで いつも素直な娘で 感情を抑えて隠さなければ」━━えーっ。どこが? って、ひっくり返る私でした。
ずっと、ひきこもってただけじゃん。何も知らない妹が傷つくのを放置しただけじゃん、って思いません?
「過去に扉を閉ざすのよ」━━開けたことがあったのかしらん??? って、この辺りになると疑問符だらけになり、
あげくに、
「善悪やルールに縛られずに 私は自由よ これでいいの かまわない」━━す、すごすぎる。青ざめませんか? 引きませんか? これが許されるならば「STAP細胞はあります!」も、OK!っていう気持ちになるというものでございます。

このような歌詞を日本語訳は、悩める女性の解放の歌にすっかり替えられた、訳詩家さんにブラボー。
でも、元をただすとですね、
そんなストーリーではないでしょうか。
妹もかなり、軽い。男二人も、ちょっとどうかなっていう人物。
一曲使って、ラブストーリーを作り上げたと思ったら、あれは嘘でしたというような顛末も、意外性をねらったどんでん返しのつもりだったのでしょうか? かなり興ざめものです。
ここのところのディズニーのキャラクターは、ちょっと欠けた人物を登場させることで、観衆に親近感をもってもらいたいという意図なんでしょう。「そこらへんに、いるよね、こんな子」みたいなものにしたいのでしょう。なんか、そんなんで観ている方達は満足なんでしょうか? それでも、大ヒットですから。……私には不思議なんです。
あるいは、宣伝が効果的だったのかもしれませんね。ミュージックビデオみたいに、何度も聴いているといい曲に聴こえてくるものです。

雪の女王には、『雪の女王』っていう日本のTVアニメがありました。あれの方が数倍良かった。
アナ雪と間違えて、このところ私のこの古い2005年の過去記事に、けっこうアクセスがあります。
本当の「雪の女王」ですので、もし良かったら参照してください→これ

『ラプンツェル』というバービーアニメの名作があります。バービーアニメは、私のオススメ、ナンバーワンのアニメで、ディズニーアニメよりも、本当の意味で愛と夢があふれていると思うのですよ。それと、清く正しく美しい(宝塚?)理想が、商売よりも製作者側にあると感じます。
コアなファンがアメリカにも日本にも少なからずいます。
バービーっていうと、容姿は抜群だけれども、頭が弱いというようなイメージがあるんでしょうか? 女性活動家から睨まれていたり……今までのアニメを見る限りは理解できないんですがね、私は。最近のバービーアニメDVDはまた少し今風に俗されてきたようにも思うこともありますが、もう少し様子を見ましょう。

最近のディズニーも童話を現代風にリメイクするのは、いいことでしょう(監督の数だけ解釈の幅があるわけですもの)、要は内容です。
欠けた人物に容易に感情移入することよりも、崇高な精神に触れることの方がずっと、努力も勇気も必要だと思うんです。しんどいかもしれないけれども、ずっと心の深い所に住み着くんではないでしょうか。2008年の過去ログ→こちら

映画本編の画像は消去されていて、残念なんですが『アイランドプリンセス』の I Need To Know は、歌もその背景も見所がありました。アップしたのはミュージックビデオとして出ているものかのかもしれません、この画像しか見つからないんです。歌だけでも→こちら
実は本編の方は、プリンセスが仲間と離れて島を発つ不安と、それでも尚真実を知らなければという思いとの葛藤がよく表現されていました。それと、男女のデュエットが展開されることで、それぞれの思いが歌とともに映像でも語られていまして、二人の気持ちが接近していく過程もうまく挿入されています。4分弱の間に、これぞミュージカルという醍醐味。何度見ても見飽きる事のない大好きなシーンです。

ディズニーほどヒットすることはないでしょうが、いいアニメだと思います。暇がいっぱいできましたら、ぜひ観てみてほしいです

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