池坊展に行こう〜山形屋デパート in 鹿児島蔓ものの出番

2013年09月30日

オペレッタ『乞食学生』、人気演目なのにタイトルがなんとも……

はい、おはようございます。          雪華ホーム

ご近所赤い花いっぱい




このDVD作品は、1995年のメルビッシュ・フェスティバルのライブ映像。
オペラ・オペレッタ、バレエなどクラシックものの需要は少ないでしょうが、
特定ファンにはうれしいーここはぜひ訪れたい劇場なんです
そんなこともあってDVDの価格も少しお高い。
ですが、価値ある作品です。
ああ、メルビッシュ。
でも、言葉がネックになるからDVDがいいのかなあ。
いやいや、現地を見るだけでも楽しいかなあ、やっぱり。

世界自然遺産としても有名なノイジードラーゼー湖畔にある街、
メルビッシュで行われる野外のオペレッタ・フェスティバル(Seefestspiele Morbisch)。
今年2013年秋もこの演目だとか。

キャストは、指揮がルドルフ・ビーブル、
演出がヴィンフリート・バウエルンファイント、
演奏はブルゲンラント交響楽団とメルビッシュ祝祭合唱団、
パルマティカ・ノヴァルスカ伯爵夫人役がミリャーナ・イロシュ、
ラウラ・ノヴァルスカ伯爵令嬢(姉)役がマルティナ・セラフィン、
ブロニスラヴァ・ノヴァルスカ伯爵令嬢(妹)役がレナーテ・ピットゥシャイダー、
オーレンドルフ大佐(クラカウ総督)役がエバハルト・シュトルツ、
ヤン・ヤニツキー(実はオパリンスキー伯爵)役がヨハネス・マルタン・クレンツレ、
シモン・リマノヴィッツ(乞食学生)がマルク・クレアー。
だそうで、さっぱりわからん人にはさっぱりわからん

定番オペレッタのヨハン・シュトラウス 2 世の「こうもり」やレハールの「メリー・ウィドウ」に次ぐ、
お気に入りの演目となりました。

賑やかなクラカウの市内。市長が春の見本市の開催を宣言し、市民の歓喜が爆発する。カーニバルのシーンが興味深いです。ボリウッド映画のようです。
ノヴァルスカ伯爵家の母娘、パルマティカ、ラウラ、ブラニスラヴァも、召使のオヌフリーを連れて見本市に訪れていましてね。 
でも、ノヴァルスカ伯爵家は既に、破産寸前。買い物などできるはずもない。それでも3人は見栄をはって、人々に、買い物をしているのだと思わせなければ、と歌うんです。
早く娘に、金持ちの結婚相手を見つけなければ、我々は破滅、とため息をつくパルマティカ。見本市を訪れた従弟のボーグミールとエヴァ夫婦と、軽薄な見栄の張り合いをします。
ちょっと、タイタニックのローズみたいね。 

もし自分が無一文でも、僕を愛してくれますか?と問いかけるシモンに、
地位などいらない、と答えるラウラ。二人は真実の愛を誓い合う。
どうしても真実をラウラに告げられないシモン。手紙で本当のことを打ち明けよう、とするが、その手紙は、オルレンドルフの策略によってラウラの手元には届かない。
ハラハラドキドキさせる手法もバッチリ決まる。
ドンデン返しも、もちろん鮮やかに。言うことなし!

とにかく明るく楽しい音楽のオンパレードで、心からウキウキします。
この劇場の一番の見せ場ですが、広い舞台いっぱいに広がった大人数による踊りや、
湖を活用して船で人物が登場したり、面白い演出が盛り沢山なのは、既にお約束。

いやあ、素晴らしい
ブラボー!!

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