柑橘類では「でこぽん」が一番好きだけどね。バラがいっぱい

2012年03月15日

宝塚DVD『落陽のパレルモ』泣かす〜

はい、こんばんは。          雪華ホーム

コピー 〜 広島12 プリムラ



宝塚ミュージカル・ロマン
『落陽のパレルモ』 Palermo
作・演出/植田景子

植田さまの作品は涙なくしては見られない、感動物でございますよ
この、ほろっとくるっていうのではなく、完璧に涙が流れる
泣かせるテクニックというものを熟知されているんでございましょう〜
最初の出会いは、『クラシコ・イタリアーノ』。前のブログ→こちらへ。
「Le CINQ」という脚本が全文載ったパンフレットがあることがわかったので、購入しました。
じっくり、後で読んで研究しましょう……(何で?)

舞台の構成の美しさ、ダンスの楽しさ、衣装の華やかさ。
植田先生、観客のツボを心得てらっしゃるのね
バウホールでの『THE LAST  PARTY』
フィッツジェラルドの伝記であれだけ暗い話をようまとめられましたもん。
植田さまにハズレナシ、と言っていいかも今のところ。

1860年春、ナポリのブルボン王朝の支配下にあるシチリア島ではイタリア統一に向けての動きが高まっておりました。シチリアの新しい時代を想う革命軍の闘志である、主人公と、平民の幼馴染たちは義勇兵として革命に参加するんですね。やがて革命軍はブルボン兵をシチリアの首都パレルモから撤退させ、勝利を収めることとなります。
平民たちはどうなったか、といいますと、やっぱり次の新政府の支配者に虐げられる運命にあるわけです。上が一番手から二番手に交代しただけのことなんです。下々は常に一緒という現実でございます。これは、たぶん時代が変わっても、同じではないでしょうか。平民の立場としては、戦いではなく、政治で解決すべきではないかと訴えているようにも思いました。

『落陽のパレルモ』は、いつの時代にもある身分や貧富や民族差別を乗り越える愛と勇気の物語です。
全ての源は愛である、と信じたい雪華でございます
そう、信じさせてくれる宝塚歌劇に、ブラボー!!

それにしても、スミレさんはいつも空(くう)を見つめてらっしゃる(前回の『アデュー・マルセイユ』の時も)。

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