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2011年08月12日

『Invictus』by Clint Eastwood

はい、こんにちは。          雪華ホーム

フローラルタウン内花壇の花




クリント・イーストウッド


クリント・イーストウッドさん、素敵〜♪。けっこうご高齢ではないかと推察しますがご立派でございます。ここ数年、当たりを連発されているのは、偶然ではないでしょう。

その昔の、ダーティハリーを見た記憶はもうだいぶ薄れておりますがね。クリントさん監督作品は、
1992年公開『許されざる者』
1995年   『マディソン群の橋』
2003年   『ミスティック・リバー』
2004年   『ミリオンダラー・ベイビー』
2006年   『父親たちの星条旗』
         『硫黄島からの手紙』
2008年   『チェンジリング』
         『グラン・トリノ』
2009年   『インビクタス』

まだ、見てませんが期待膨らむ……
2010年   『ヒア アフター』
2011年   『J・エドガー』

娯楽性をもたせながら、鋭い人間観察と歪んだ社会への弾劾。昨今のお子ちゃまムービだらけの中で、一つの希望でございますよ、ほんと

だんだんとズームインしていくのですが、その前の景色の撮り方が美しいですね。静かなピアノのメロディ(かなりの作品で音楽も担当されているようで、多才なのねえ)。ストーリーはおもいっきり暗くて、胸をえぐり、ずたずたにされるような重い話が多いですが、心に残ります。いろんな側面からの視点にも好感を持ちます。話はとっぴょうしもないけれども、緻密な人物描写と、随所で語られる真っ当な判断や思考に共感して、いろいろと考えさせられます。見て損はないです。よりどり3本3000円(最近ワーナー、どんどん値下げされてます)のDVD購入も、クリントさん監督作品でしたらお得感あるはず

『許されざる者』、クリントさん、かっこよすぎやん。あなたが一番の悪党ですのに。

『マディソン群の橋』、世界中の女性を泣かせました。

『ミスティック・リバー』、オペラ座の怪人のクリスティーンが、出てるじゃないですか。やるせない、真っ暗闇の映画ですけど。まあ、いいか。ただ、全体に言えることですがね、犯罪の恐ろしさをそのものずばりをカメラに収めようという姿勢はありませんでしょう。そこに私は、クリントさんの良心というか良識を感じますね。でも、そこに至るまでの細かい経緯、その後の人生がどんな風に変わるかをきっちり映すことで、どれだけの恐ろしさだったかは、誰でも想像のつくことなんです。充分怖すぎる。そんな風に描ける手腕が優れているんでしょうね。

『ミリオンダラーベイビー』では女性のスポコンものかと思いきや、死生観を問うていましたね。貧困問題もクローズアップされました。日本でも生活保護の是非が問題化してますが、この当時に、「エッ家なんかあってはいけないんだ!」っていう事実が私にはショッキングでした、日本も同じような制度みたいですね。

二部に亘る戦争物『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』は、日米双方からの視点に公平性を感じました。戦争映画は基本的に嫌いですが、これは例外ですね。

『チェンジリング』では、母の子に対する尽きぬ愛情を、前面に押し出しつつ、かつてのロス警察の闇に迫りましたね。子供を亡くすことはもちろんつらいですが、警察の横暴もホラー並みの恐ろしさでした。

[ヒロインのアンジーが、映画『或る夜の出来事』のアカデミー賞受賞に歓喜する場面があるのね。私もその映画が大好きで、なんかうれしかった。時代背景を描いてるんだろうけど(とtwitterに書いたよ)]。

『グラン・トリノ』は、カンカンがくがくの議論を巻き起こしたラストが秀逸、かつ、クリントさん、老いぼれても(失礼!)ますますカッコ良すぎ。自分で演じる役どころはとくにカッコ良くしようとしてたりして……違うか。一つの命が若い二つの命を救ったと私はみます。こんなギャングが存在したら、どうしようもないね。イギリスの暴動もどうしたもんでしょう。

一生懸命に生きていても、避けることのできない不幸や不条理はあるものでね。プラスもマイナスも全部をひっくるめて人生ですものね。楽しいときだけ、笑うのは誰でもできるのでございます。苦しいときに笑えるかどうか……与えてもらうばっかりじゃなくて与えることのできる人間になれるかどうか……私も日々修行でございます。

『インビクタス』、こうして見て行くとぐっと明るいストーリー。興奮と歓喜のラスト、これは珍しい。南アフリカが舞台でね、マンデラさんの幽閉された30年を頭のはしっこにおいやると……ですけどね。また、とても冷静だと思える描写がありました。マンデラ大統領以前の黒人差別は有名ですね、それが黒人大統領になると、今までの恨みつらみから反対に白人差別を起こすことになるんです。まだ、かわいいもんでしょうけれども。過去よりも未来を見よという言葉が胸にしみます。「許す」ことの尊さと難しさを静かに物語っていますね。マット・デイモンさんが、スポーツ選手に見えるほどの肉体改造ぶりにも脱帽。この方もサスガ〜、良い映画にたくさん出てらっしゃる。

[『インビクタス』の中で、大統領がチームリーダーのケガを気遣ったセリフのあとに、スポーツ選手ってたいへんよね〜「万全な時ってありませんから」みたいなことを言うのね。それに応えて大統領が「人生と同じだな」は、きっと若いときには気付かない深さのある意味だろうなと。そんな中でもベストを(twitter)]。

人気監督さんですから、ファンも多いでしょう。DVDも手に取りやすいでしょうから、詳しい感想はやめます。観たらわかる、この方のモノスゴサ。

脚本もスゴイんじゃないかと思いますよ。バラエティに富んでますしね(一人で考えてたら、そりゃあ限界がありますでしょう?)。優秀な脚本がこれだけ、ビッグネームになると集まってくるらしいです。いい作品に料理してもらえるなら、脚本家も本望ですもん。また、そのたくさんの中から本物を選ぶ目も確かなんでしょう。

同じくマットさんの主演らしい『ヒア・アフター』まだ、観てないんです。楽しみです。そして、レオ様主演の『J・エドガー』、期待できるんじゃあないでしょうか。もう、ワクワク。でもこれだけ優秀作品が続くと、次ぐらいはコケたりなんかするんじゃなかと、あるいは、「終にクリントさんも、ボケたね(またまた失礼発言!)」とか言われる日がくるんではないかと、心配になったりもするのでございます。幸せな私

クリント・イーストウッド様!ブラボー!!!

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