「ラ　フィーユ　マル　ガルデ」マリアネラ・ヌネスさんのロイヤルバレエが、とっても楽しい。バレエ版のラブコメ作品？？？

原題は、わがまま娘とか親の言うことをきかない子というような意味らしいのです。が、現代では当たり前という気がしますのでね、楽しくて、可憐で、ハッピーエンドのラブストーリーと受け取っています。ストーリーに言葉は不要なんですね。身体の表現力がもちろん素晴らしいんでしょうが、お顔の表情も見事。劇場の遠くからでは見られないＤＶＤならではかと。

Clog Danceが出てくる場面→こちら。Clog Danceは、木靴（古くからあるイギリスの伝統ダンスらしい）で、タップダンスは金属板が靴底にはりつけてあるんでしょうが、まあ関係があるんでしょうかね。このアシュトン版の初演は１９６０年とあります。逆にタップダンスの流行のステップをバレエに取り入れたんじゃないかと。新風を吹き込み、新たな解釈を加え、そもそもはこの古い演目のバレエをその時、蘇らせたのかもしれませんね。

伝統に胡坐をかくことなく、今を生きつつ本当に良いものは残す。そんな風にありたいと思う今日この頃でございます。



通称「金のなる木」に小花がいっぱい↓。皆様にご利益がありますように。