花展が始まるぜよ♪こうゆう鈴状のものは、かわいさ満点♪

2010年04月20日

2010中研祭・池坊展、無事終了しました♪

はい、こんにちは。     雪華ホーム

2010中研祭雪華縮小版



ごぶさたしました。生きてます。お待たせしました(待ってない)。

今回の花材:松、山桜、山吹、かきつばた、しゃが、ビワ、なでしこ、いぶき、つげ、かなめ、若松、山しだ、イキシャ。


古典立花を初めて写真で目にする方もいらっしゃるでしょうから、ちょっとだけ説明しときましょ。ね。

「いけばな」は美しい花を単に愛でるだけではなくって、器を用いて形に表現する日本独自の文化です。仏教のならわしである供花を源流として史実に残るものだけでも550年の長き間、時代とともに変化しつつ今も愛され続けています。

供花から立て花(たてはな)が生まれ、立花(りっか)へと、花を立てるという行為が一般的な時代がありました。16〜17世紀頃には公家邸や城郭や大名邸の大書院の空間を飾るため、「いけばな」は大きく豪華になりました。私の貧乏人感覚とはほど遠い、巨大さに圧倒されるものが当然のごとくたくさんあったのです。

元禄期(1687〜1704)には、富裕な町人層にまで及び、「いけばな」は成人男子の学んでおくたしなみとされ、この時期いけばなを解説した本もたくさん出回り、普及しました。

新しい町人階層が文化の担い手となる文化・文政期(1804〜1830)頃に、一般住宅の床の間を飾る「生花(しょうか、諸流派で読みが違うようですが)」様式が生まれます。これが大流行し、今に続く諸流派が次々と生まれました。ですから、いけばなのイメージというと、簡素な、これ以上削ぎ落とすことのできない究極の精神性をもつものという概念が最も定着しているでしょう。女性の楽しみとされたのは、もっと最近のことであり、明治期以降に、女学校の授業で採用されていたからでしょう。

古典立花は、江戸時代前期の、寛永文化華やかかりし頃に栄えた、京都御所宮廷、公家邸を中心とする上流文化人の社交の場で発展した花型です。特に後水尾天皇が立花を好まれ、33世池坊専好(二代)とその弟子たちが活躍しました。その、専好、34世専養、大住院、雲泰などの絵図を中心に今、古典立花教室で学んでいます。

上の写真の私の立花も、元は雲泰の秋の花材による絵図↓から一生懸命、真似つつ、実は全然違うものになった(?)作品です。

2010中研祭雲泰絵図


バックのレンガはなんぞや?・・・アメリカ・ソーホーのレンガ倉庫に古典立花を生けてみたらどうなるだろうか、という試みだそうです。

そして、サイズも今回の趣旨では、現代の生活空間に生かせるように小ぶりの古典立花や立て花を中心とした構成にされたようです。私のは、中程度に大きいですが、もっと上手な方々が誇張省略を駆使してオシャレな立花を立てられていました。

写真がね・・・著作権がどうなんだ?ああなんだとややこしいことになっても困るので(普段は撮らないことにしていますが)、全景をちらっとでね。勘弁してちょうだい。だいたい、立花を横から見るものじゃないんですが。Wさま、ごめん。

2010中研祭後期全景


ツイッター仲間さん関連の・・・怒られたら、すぐ削除しますし(逃げろ)。
2010中件祭自由花


うちの教室の担当教授さまの写真、載せよかな、載せよかな(次期に事後釈明しますわ)、宣伝やん(残念ながらこのブログでは宣伝効果は薄い))。こんな素晴らしい作品、やっぱり、実物を見てもらいたいのですがね
2010中研祭秋野先生




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この記事へのコメント

1. Posted by takeharashizuka   2010年04月21日 17:58
5 雪華様
池坊中央研修学院祭の花展に出瓶されてお疲れさまでした。

素晴らしい古典立花の作品を拝見しました。平素の学院での勉強の成果を表されましたね。

実際の生け花を見る事が出来てとても良かったです。

御身体に気をつけられて益々のご活躍をお祈り致します。
2. Posted by 雪華   2010年04月22日 23:42
takeharashizukaさま、こんばんは。

ありがとうございました。見ていただけて、うれしいです。
ブログにもあっぷしていただき、重ね重ねありがとう。こちらを見てください→http://trackback.blogsys.jp/livedoor/takeharashizuka/51698992

いろいろ、散策されたようで良かったですねー。私達は、どこにもなーんにも見る元気がありませんでした・・・疲れ果てて・・・でも、私の中では、たいへん有意義な作品になったと思います。たくさんの方に手伝ってもらいましたし、へへ。

takeharashizukaさまのように、しっかりお稽古を重ねないといけませんね。本当に、ご丁寧にありがとうございます。

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