池坊中央研修学院、総合特別科 2年目の第1期我が家のベランダも花盛り

2010年04月06日

インド映画入門の手引き

はい、こんにちは。     雪華ホーム

ナマステボリウッド最新号



↑は、小冊子のフリーペーパーで最新号です。大阪近郊の方でしたら、大阪駅前第一ビル地下1階のアムリタさんで、もらえます。お店が閉まっていても、壁に貼ってあります

日本を除くかなりの国で、ボリウッド映画が浸透しつつある状況で、この冊子にも書いてありましたが、日本ではこの10年、韓流ブームが圧倒したために、インド映画の入る隙が無かったのではないかと私も思います。その当の韓国では、ボリウッドの祭典IIFAが開催されているのだとか。

全てのことに言えるのでしょう、他人から植え付けられた知識よりも、自分の体験が全てかもしれません。いけばなも、体験していただくのが一番の近道でしょう(こちら側が努力できることは、入りやすい雰囲気作りでしょうか?逆に教えていただきたいぐらいです)。いろいろ事前に詰め込まれた知識は、たいがい、未知のものを想像しているわけですからね、正確でないことが多いのです。ですが、それも一歩踏み出した人にしか、わからないわけでして。あやふやな知識や情報は、あやふやな人たちの間では、常識となって定着してしまうことはよくありますでしょう?

といっても、インド映画専門店(一般のお店には、一個もない)に並んでるたくさんの中からどれを選べばいいのかがわかりませんからね。自分と好みの似ている方の意見を参考にされるのが一番いいように思います。そうかと言うと、まわりの友達はみーんな、「インド映画は、意味もなく歌って踊って、わけわからん映画やん」って教えられると、「ああ、やっぱりね」で終わってしまう……そこをもう、一歩前に。別に私は、インド映画振興委員ではありませんがね。ああ、今年度から池坊華道会の中央委員になりましたから、いけばな入門の手引きをブログで書かないといけないのかしらん。こんなことして……遊んでるのでございます。

インド映画は大きく分けて、2種類あるようです。踊るマハラジャ・ムトウさんで有名になったタミル語の南インド映画と、ヒンディー語のいわゆるボリウッドと呼ばれる北インド映画です。ムトウさんは、私は苦手ですのでね、こっちはよくわかりません。北と南で全然違いますから。ボリウッド映画は、製作本数が少ないものの、中には制作費も10〜20億かけているものもあります、だから面白いかどうかは別として(好みもありますし)、B級C級映画だけを狙っているわけではないものも多いと思います。日本に誤って定着しているおバカなイメージ、キワモノ的な映画ばかりなわけではありません。

私の好みが一般受けするものなのか、特異なものなのか、難しいところではあります。が、しかーし、シャー・ルク・カーンのボリウッド映画で間違いないでしょう。「家族の四季K3G」は、インド映画初体験の私のまわりの友人達には、けっこう受け入れられているように思いました。なにより、私自身が最初に衝撃を受けたインド映画でしたから。

まだ、数少ない鑑賞本数の範囲ですが、まとめてみましょう(ただいま現在での)。


<ボリウッド映画おススメ入門編>

第一段階:日本語字幕あり、必須もの、3本。比較的手に入りやすいです、アマゾンとか。

「家族の四季(K3G)」
ハンカチが一枚や二枚では、とうてい足りません。インド映画のゴージャスさも見逃せない。色彩があふれ出します。家族のありがたみが身にしむ傑作として、長く残る作品かと。

「たとえ明日が来なくても(KHNH)」
ニューヨークが舞台で、ダンスも歌もいまどきに近いので、入りやすいんじゃないでしょうか。爽やかなラブコメの秀作。

「DON」
アクションものです。ハリウッドの影響、香港映画の影響、いろいろ取り込んで、インド映画のイメージを一新。でも、ミュージカルシーンはもちろんある!から。

この3つを見れば、ムトウさんやスラムドッグとはちょっと違うぞということがわかっていただけるでしょう。

第二段階:ついに英語字幕に挑戦。でも、私がわかる程度ですからご安心あれ〜ボディーランゲージで。

「RAB NE BANA DI JODI」
もっか、私の一押しです。沖縄映画祭では、部門賞のグランプリに輝いたそうですから。皆、見ればわかりますって!!。沖縄以外で、再演してくれるところはないのでしょうか?

「KABHI ALVIDA NAA KEHNA(KANK)」
従来の不倫ものとは一線を画す逸品です。シャールク様のお顔が、このときの映りが私には、一番ハンサムに見えます

「Paheli」
かわいい、かわいい御伽噺です。こうゆう路線の映画をたくさん作って欲しいです。伝統と現代の技術を融合させてほしいです。

「OM SHANTI OM(OSO)」
インド映画賛歌。インド映画ブラボーの痛快まるかじり、楽しさてんこもり映画です。世界戦略の興行的にも大成功だったとか。納得。

「VEER-ZAARA」
ラブストーリーとは、何ぞや……愛するとは、何ぞや……を極限まで問い詰めさせる大作です。
シャールク様、ラブロマンスの帝王。

この5つを見れば、もう、私の意見など必要なく、インド雑貨店にご自分で買いに走られているでしょう。たぶん気を許して、玉石混交あまたあるインド映画の石にも当たってしまうでしょう。石もあるよ、そりゃ。

第三段階:この段階では、もう私と同様にシャールク様信者になっているはず。よく引用される過去のもの二つを押えておきましょう。

「Dilwale Dulhania Le Jayenge(DDLJ)」
ブルーレイ版でこれを見ると、全然違う・・・本当はこんなに色彩が美しい!DDLJはインド映画界を変える画期的作品となったのでした。なるほどって思います。

「Kuch Kuch Hota Hai(KKHH)」
シャールク様のイメージが陽気で誠実な恋人にしたい青年像に、母親世代からは息子にしたい良い子に。これ以降定まりましたね。デビュー当初は、けっこうコワイ役が多いんですよ。最初っから主役だったわけではないので。それはそれで、決まってるんですが。

映画のもう少し詳しくは、「DVD・新作映画の感想」のカテゴリで探してください。
タイトルは、長い単語ですから、省略の頭文字が愛称となっているようですよ。DDLJとかね。私のお気に入りの超簡単お粗末昼ごはんは、TKG(たまごかけごはん!)。

SRK広告写真より




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この記事へのコメント

1. Posted by ユーリ   2010年04月06日 22:47
こんにちは。
某所でお世話になっております。Yuuri_Gでございます。

すいません。インド映画の話題に食らいついてしまいます。
…ってこの「ナマボリ」最新号は、この前の土曜日に、編集長にこき使われて私らで梱包したヤツですわ!

私は、最新映画「What's Your Raashee?(君の星座は?)」の上映会やるから来ない? …と言われてほくほく行っただけなんですけどねぇ。

とりあえず、沖縄国際映画祭で受賞に輝いた「RNBDJ」の全国公開なんかがされたりしちゃう事を夢見つつ……お騒がせしました。
2. Posted by 雪華   2010年04月07日 22:35
ユーリさま、こんばんは。

コメントありがとうございます。食らいついていただける記事があって、良かったです。

ユーリさま、ひょっとして某ホームページの管理人さまではございませんでしょうか?ときどきチェックしておるブログがありましてね。

その最新映画はいかがでしたか?ユーリさまたちのおかげで、ナマボリが大阪でも見られるのですね。重ねてありがとう。

RNBDJは、絶対一般放映すべきです!企業も日本人全般も経済的閉塞感と内向き思考になっておると思います・・・熱くなりお騒がせしました。
3. Posted by ユーリ   2010年04月08日 00:13
>>某ホームページの管理人
ほえ?
いちおう、自分のホームページでブログやってますけど、最近は1月に1回くらいしか書いておりません(上のPosted byの名前の所にリンクしてるヤツです)。

あとはmixiかな…。そっちではボリウッド布教運動にいそしんでおりまっす(あんま反応なくて、ボリウッドファン同士だけで盛り上がってますが…)。

「What's Your Raashee?(君の星座は?)」は、インドではコケたそうですが、私は傑作なラブコメ映画だと思いまっす。
主演は、売り出し中の若手ハルマン・バウェージャーと、トップ女優プリヤンカ・チョープラ(「Don」のヒロイン)。

お家の事情ですぐに結婚しなきゃなんなくなった主人公が、12星座別の12人のヒロインとお見合いするゴタゴタのラブコメです。
12人のヒロインを、プリヤンカ一人が演じてると言う、ビックリ映画でもあります(しかも、ヒロイン1人につき、1ミュージカルあり)。
残念ながら、シャールクは出てこない映画ですけど…。


この映画が見れるよ、と言う餌に釣られて行ってみたら、梱包手伝ってくれてからじゃないと見せないよーん…と言われてしぶしぶ作業してきましたけど、それでも損の無い映画でした!
いやホント。
4. Posted by 雪華   2010年04月08日 09:14
ユーリさま、誠に失礼しました。

間違いました、ごめんなさい。いくらインド映画ファンが少なくっても、世間はそんなに狭くはありませんわね。

インド映画へのきっかけは実家の兄の影響でして、その兄が、その映画の話をしてました。私もたぶん、好きな路線だと思います。楽しみ〜。近いうちに見られるでしょう。

東京の方が大阪よりもインド映画イベントが、まだ多そうですね。うちに帰っているときにうまく当たるといいんですが、なかなか、うまくいきません。

ユーリさまみたいに個人的におつきあいがあると、また、入れ込み方も倍増!しますね。そのうちに、インドへ???

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