大阪アジアン映画祭花壇が賑やかになってきました

2010年03月15日

秘めた情熱

はい、こんばんは。     雪華ホーム

天白川クリスマスローズ



ボリウッド俳優一のセレブカップルといえば、アミタブさんジュニアの、アビシェーク・バッチャンさんとアイシュワリヤ・ラーイさん夫妻でしょうか。まあ、まっこと絵になりますから。シャールク様夫妻も、そうでしょうが。

アイシュさんは、トップ女優の別格さんでしょうけれども、私にとってのお気に入りの映画は今のところまだ、見つけられずにいます。「Mohabbatein」は、その数少ないうちのひとつです。アイシュさんとシャールク様のラブストーリーものなんですが、いかんせん、アイシュさんが早々に自殺するという物語で、登場回数が少なく、オバケや空想上の人物として登場することの方が多いのです。

アイシュさんのかわいい、場面がこれにありますが、最初の15秒ほどおつきあいくださいませ。美女は、こんなことをしても怒られないのでしょう

この映画、実に不思議なんです。何を訴えたいのか、私にはよくわからないんです。前半の3人のエピソードは、はっきり言って、まるまる削除したいぐらいに眠いのでした。好意的に考えると、若手を売り出したかったのかなあ?(失敗に終わったでしょうけれでも)。後半、シャールク様が、がぜん面白くしてくれますから、ここはじっと、我慢です。ラストで、主人公は死んだ恋人のお父さんをいくらか責めたい気持ちと、自分たちの思いを、理解してほしいという切なる願いとが、吐露されるわけです。でも、死んでるしね・・・って私なんかは思ってしまうのです。それでも、納得できない思いが強くあるんでしょう。

監督は、あの「DDLJ」の巨匠ヤシュ・チョップラさんの息子さんである、アディティヤ・チョップラ監督ですわ。私お気に入りの「BNBD Jodi」(勝手に略語考えました)の監督さんでもあります。お父さんの方は、ラブストーリーでも、舞台や社会背景や、やたら壮大で派手なんです。でも、息子さんの方は、とっても内向的というか、大きなことを訴えようというような興味はなくって、内面の心理を描きたいようにみえます。やたらめったら、偉大な親を持つと、子供は神経質な繊細な人になるのかしらん???まず、目立とうという精神はないわね、もともと目立ってるから?(笑)。これみよがしの情熱ではなくって、秘めたる情熱に向かうのかもしれません。何も、もたない身としてはうらやましい限りです。

この監督さんも好きですが、ド派手大好きのK3Gのカラン・ジョーハルさんもいい(なんでもいいんじゃん)。あれでなきゃ、インド映画に、はまってませんでしたでしょうから。

太鼓の弾き語り、たたき語り?・・・シャールク様は楽器がいろいろできるのね。メガネ姿なんです。これは、2000年の作品です。流行ってたのかなあ?


この間、遠藤周作著「深い河」を読み直しましてね。
インドの神聖なイメージ:死と生が隣り合わせというか、生まれ変わりがあったりするので、連続といってもいいのかもしれませんし、「同じ」というと、禅問答みたいですが、それに近い気もしますし。そのような深い意味のある河が流れている所。
というよりも、最近の私にとっては、遠く離れた所に住む、同じ人間なんだなっていう親近感を持ちました。映画のせいですね。実際に現地を見ると違うのでしょうか。

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