いい香が・・・秘めた情熱

2010年03月12日

大阪アジアン映画祭

はい、こんばんは。     雪華ホーム

白桃アップ



大阪アジアン映画祭


韓国映画が多いのです。
インド映画はひとつだけ放映さていましたので、賑やかしに観てきました。「デーブD」というタイトルのものです。これまでにも何度もリメークされているお話で、私はシャールク様版の「DEVDAS」を以前に観ました。が、ひたすら暗い暗いどうしようもない男のお話で、アイシュさんにマドューリさんというそうそうたるメンバーにもかかわらず、魅力的な人物像が全く無くて、私にはどこが面白いのかさっぱりわからない代物でございました。インドでは人気があるようなんですよ。
「デーブD」はそのダニーボイルさんがかった(監督は違うよ)映像のリメーク版で、スラムドッグ路線が好きな層には受けるのかもしれません。

今後のインド映画がどのようになっていくのかわかりませんが、あの歌と踊りは無くなってほしくないなあ、私は。

はなっからこの映画の内容には期待していなくって、11時から開演ということですからおにぎりでも食べながら見ましょって思っていたんです。阪神電車の福島駅のすぐのところに、天むす屋さんがあってね、そこで買いました。名古屋の名物ですのでね、ちょっと懐かしくて。お茶も買ってね・・・でもね、朝日放送局の敷地にあるABCホール内では飲食禁止なんですって。まあ、がっかり。ちゃんとインド映画のインターミッションで、休憩があったんですよ。5分!でしたけど。そのほんのわずかな時間で、いいお天気でしたから、外のデッキに座ってちょっと、天むすをほおばりましたところ、なんたる美味!。これ、いけるわあ〜ってもうひとつと口にいっぱい入れましたところで、係りの方が、「始まります」って、呼びに来られましたわ

アジアン映画祭と銘打ってインド映画がこれ一本しかないというのは、寂しい限りです。いっぱい賞を取った「3Idiots」 か、まあ最新作の「アイアム・カーン」でしょ、やっぱり。どなたが、選出するのかなあ?


*****
今日は「BAABUL」を取りあげようかと思います。2006年の作品だそうです。

今週の3月8日は、100周年を迎えた国際女性デーでした。
日本では女性の方が強くなったのかもしれませんが、広い世界ではまだまだそうではないところもあるようですね。インド映画の中でも、古い考え方の人はたくさん登場しますし、地域や年代の差もあるようです。

「モンスーンウェディング」では幼女への性的虐待が扱われているのですが、驚いたことに、その子の親が真実を知り怒って、その相手との親類関係の縁を切るというぐらいのことで終わってしまい・・・いいの???そんなんで・・・犯罪者として、しかるべき所にぶち込んだ方がよろしいのではないでしょうかって、もやもやしたために、私の映画感想は最悪になりました。あとで、反省して、ひょっとして、そんな程度のことしかできない現実なのでしょうか?と。

「BAABUL」は、父っていう意味です。息子夫婦と孫と仲良く暮らしていたんですが、息子が若くして亡くなってしまうんですね。お嫁さんは、毎日悲嘆にくれていますわ、当然のことながら。

そこででてくるのが、寡婦(未亡人)問題です。現在はかなり改善されていることでしょうが、インドの東部では三分の一が10代で子供を産むというのが普通のことだったそうです。そうすると、教育を受けてる暇は無いわけで、そうすると、一人で自立した生活を営む術はほとんど無いでしょう?。そいでもって、夫が亡くなると(妻はたいてい相当若いわけですが)、生きたまま一緒に夫の亡骸と埋めるとか・・・どこまで事実か不確かですが、そんな習慣もかつてはあったのだそうです。さすがに、そこまでは、最近はやらないまでも、寡婦の立場は圧倒的に不利なようです。肩身の狭い思いで長い長いその後の人生を過ごさねばならないらしいのです。インドのお葬式は白色の衣装なんですが、寡婦はあのいろとりどりの衣装はつけてはいけなくって、真っ白な衣装で地味にして、正式の席には出ることはできすに、家でじっとしておれという習慣がまだかなりあるようなのです。

このストーリーは、よくできた義理のお父さんが、自分の嫁さんの再婚を後押ししてやるという優しいお話なんです。アミターブパパはものわかりのいいお父さんですし、ラーニーさんは実にいい息子の妻でした。その彼女になんとかして、また元気な笑顔を取り戻してあげたいと考えたわけです。義理ではあるけれども、娘を嫁にやるという立場を情感たっぷりに描いていて、ええ話やわーとたぶんみんな思うと思います。それがですね、インドの古風な考えの人たちにとっては、非常にショッキングな内容なのだそうです。え〜寡婦が幸せになれるなんて・・・みたいな。ね。いいことでしょ?、こうゆう習慣が変わるきっかけになるなら。

そんな深刻なばっかりの映画ではないですから。ラブストーリーが二つあってお得。こんな場面

私のお気に入りの「KANK」は不倫カップルのハッピーエンドをかなり、がんばって脚本を練り、共感を得られるように作られた作品だったと思います。が、現地のインドでは、あそこまでやっても、なかなか抵抗があるという方も多かったらしくて、インド国外での評価の方が高かったようなんです。

広い世界ですからね、言葉をどれだけ尽くしても同じ考えを共有することは、簡単なことではないのだと思うこともあります。国柄だけではなくって、常識とは、人の数だけ存在するのかと思うこともあります。反対に、言葉でなくってもジェスチャーひとつで、あるいは音楽や踊りだけで、喜びや悲しみをわかちあえることもありますでしょう。
違うんだなという理解も含めて、お互いを知り合うことは大切なことだと思いました

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