ルリ玉アザミ、われもこう・・・で立花新風体秋の花材がそろそろ

2008年07月29日

DVD「めがね」観たよ

ce84d2c9.JPGはい、こんにちは。     雪華ホーム

ちょっと、ごぶさた。
"ジェイちん"さまのCD買いました
コントは・・・どこ?どこ?入ってない。
大きなお世話だけど、
のどが壊れてないか、気にかかる〜。

めがね(3枚組)
めがね(3枚組)小林聡美

おすすめ平均
starsのんびりしたくなる
stars好き嫌いが分かれるのかな
stars受け入れる、流されてみる、そして、たそがれる
stars頭のチカラを抜いて見てみるのがいいと思う。
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「大切なのは、焦らないこと」含蓄あるわ〜。・・・


監督の荻上直子を始め、大ヒット作『かもめ食堂』のスタッフが結集した、異色実験的冒険作!と、あえて評しましょう。

ストーリーとかプロットとか結末のどんでん返しとか、落ち(これはあたくしが好きなもの)とか、そんなような物語としての要素を全く否定した、独特の空気、世界を作っていて、スゴイ!。脱帽と驚きでございます。

「かもめ食堂」をさらに、進化させて行き着くところまで行ってしまった感じでございます。「かもめ食堂」にはまだ、存在していた俗っぽい商業主義の手練手管は、もう一切使わずに、ついてこれない人は、ついてこないで・・・的な(笑)。荻上監督、ブラボーでございます。今後の映画を密かに楽しみにしている者の一人です。

「眠たくて、つまらない」「わけがわからなくて頭にくる」・・・好きではない方の意見は、まあ、こんなところ。好きな人はすっかりはまってしまう、両極端ではないでしょうか。あなたは、どちらに入りますかねー?。

「たそがれる」という言葉がよく出てきます。南の島が舞台で、与論島でのロケらしいのですが、そんなことはどうでもいいこと・・・ファンタジックな場所ということで十分でしょう。「ここには観光地などありませんよ、ただ、たそがれることができるぐらいですから」って、主人公は島の人に言われます。この「たそがれる」という言葉が妥当かどうかは疑問なんですけど、どういう状態を指しているかという意味は、よくよくわかります。一人旅が好きな人は、みんな、これが上手な気がします。そして、もっと達人は、旅に出るなどという空間移動をしなくっても、どこでもたそがれるドアーを持ってる気もします。

心地いいのは、あるいは自由というものは、人から押し付けられないということなんだと思います。そして、自分も他人に押し付けない。止めて、って言われれば、止めるし。やってみませんか?って問われれば、イヤだと言うこともできるし、ちょっとやってみようかなって思うことも、あくまで本人の意思で「選択」できるっていうこと。マスコミや世の中の流れに自分で気づかないうちに情報を押し付けられていないか、押し付けられていることにすら、気づかないのではないか。これが常態化すると、押し付けられないと、自分で判断できなくなったりね。本人の意思がどこにあるのかすらわからなくなることも。

人生を楽しく過ごすためには、答えを性急に求めないことかもしれませんね。自分らしいということをたかだか20年や30年の(50年は?)人生の中の浅い経験とわずかな知識で判断しないこと、決めつけないこと。誰しも、いろんな荷物をしょって生きているんでしょうけど、検索すればすぐに出てくる答えや、なんでもお金に換算する習慣は、ほんとに必要な荷物なのかどうか。まったり、ゆるーい、時間を自分のものにすることは、やっぱりちょっとした知恵が必要なのかなと思いました。捨てなきゃいけないものが、きっと、ごーっそり。

最終的に必要な荷物は、人間も動物ですからね、「眠る」「食べる」それと、「笑う」かな、私の場合は。これを素晴らしく、快適にするためには、適度な生活費もいりますけど、適度な運動だったり、一緒に過ごす家族や仲間だったり、いろいろ、整備しないといけないことが出てきますね。

いろんなことを思い出させてくれる、不思議な映画でした。

もたいさんの演技の好評は、みんな言ってます。この監督の映画に出ずっぱりですものね。
びっくりたしたのは、薬師丸さんがね、すごいうますぎて、こわーい。本人は、全く気づかないで、まるっきりの善意で、他人に行為を押し付けることができる人種を好演しておりますですよ。全身全霊でそーゆー感じが出てます、あの笑顔とともに。他の方には真似できないっしょ、ほんま、こわい。そして、笑えます。よし

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この記事へのコメント

1. Posted by hiromin   2008年07月30日 08:59
おはようございます^^♪
一つの映画を通して、これだけ洞察されて、すごいですね〜^^♪
尊敬です!!
「焦らないこと」って本当に重要ですよね。。
最近つくづく思うことなんです。
また、自由も強制されるものではない。。
大事なことをたくさん教わりました^^
いつもありがとうございます^^
雪華は、本当に誠実な方だなあって思います^^
2. Posted by hiromin   2008年07月30日 09:00
すみません!
慌てて打ったら、上のコメント、一番下の雪華さんって打ったつもりが「さん」が抜けちゃいました!
消そうと思っても消えなくて…
失礼なコメントしてすみません(>_<)!
3. Posted by ひとみ   2008年08月01日 15:08
☆雪華さん、こんばんは。
これ読んで見たくなりました!
もたいさんって「それでもボクはやってない」のお母さん役をした人ですよね。個性あっていい女優さんですよね。

私も笑いたい。いちばん最後にゲラゲラ笑った映画は「ミス・リトル・サンシャイン」だったかなぁ。もう1年半くらい前。その後大笑いしたのはないかも。。。健康のためにも笑いたいですね。

「椿三十郎」観ました。所々笑った!
4. Posted by 雪華   2008年08月04日 21:20
hirominさま、こんばんは。

遅くなって、ごめんごめん。
いいのよ、そんなこと。呼び捨てにしてちょうだーい。
ご丁寧にありがとね。いつも暖かいコメントに救われてます。
hirominさまが、誠実なんだわ。

暑くって、ブログさぼりぎみ〜。
5. Posted by 雪華   2008年08月04日 21:27
ひとみさま、こんばんは。

もたいさんは、そうそう、お母さん役。
ちょびっとしか出てませんでしたけどね。

もたいさんを最初に見たのは、「やっぱり猫が好き」っていう三谷さんの脚本のテレビドラマシリーズでした。あれは、衝撃的な作品でした。笑い転げてね、息できなくって、死にそうになります。
このドラマでの室井さん、小林さん、もたいさんの3姉妹は最強でした。小林さんは、実生活で三谷さんの奥様になりました。この映画でももちろん、堂々の主役です。

「ミス・リトル・サンシャイン」、今度見よ。

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