いけばなの放つオーラ!12月だよ、ハヤー。

2007年12月01日

「ALWAYS続・三丁目の夕日」、観てきたよ。

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はい、こんばんは。     雪華ホーム!
楽しい、ファンタジック・コメディ!。
薬師丸ひろ子母さんが、素敵でございます。・・・


出だしが、寅さん風ですけど、迫力ありましたねー。キングコングに負けられんゾっていうCG技術の成果でした。

第1作がねー良かったですよ、もちろん、良かったんですけど、世間の大絶賛とは違って(天邪鬼なとこあんのよねー)、ちょっとね、わざとらしいキャラとエピソードの展開とかに思えた部分が、だんだん慣れてきて、デフォルメしたコメディであると思えば、気にならなくなってきました。これは、サザエさんやまる子ちゃんみたいに、連作可能かと思いますよ。シリーズで楽しみたいわあ。

蛇足の方が長くなりますが、心配な点をひとつ書いておこうかなあって思うんでございます。おつきあいくださいましな。

今週の火曜日に私がお気に入りで聞いているFMラジオ局ZIPで、懐かしの歌謡曲特集っていうのを、開局以来初めて(歌謡曲が流れるラジオ局ではないので)、1日中フィーチャーされてました。これらが懐かしいと感じる世代が数として、ものすごいんじゃあないかと容易に予想されます。私も朝っぱらから、全部歌える、全部知ってる〜って、大感激してました。良かったよ〜。

最近レトロなテーマパークとかって、すごい人気みたいですよね。この昭和ブームが三丁目人気とつながってるような気がするんです。しかも若者に!。ここが、問題でしょ。たぶん、現実の昭和とは違うもの、テーマパークとしての昭和に憧れているように見えてならないんです。本来の懐古趣味は、未来の無い(!自虐的にね)世代だけで充分ですから。

この映画の時代を知っていない世代(私も似たよーなもん)が、ああ、こうゆう時代なんだなあ、古き良き時代なんだなあ・・・っていうのをよく聞くんです。ほんとかな?って。今の時代がそんなに悪いのかな?(悲観的にならんでちょー)ってね。ファンタジーなんだよって、コメディなんだよって付け加えておいた方がいいのかな?ってね(杞憂だったら、笑える)。

「お金で買えないものがある!」っていうテーマをもってきたいんだろうって、この映画で訴えてる部分もあるかと思います。変化していく東京を、やや懐疑的につぶやくシーンがあったりもします。

そんなこと、無いよ。あるはず無いよ。舞台は昭和34年の東京です。高度成長にまっしぐらにつき進んで行こ、邁進しよっていう時期じゃないの?。みじめな敗戦から脱皮したい、ほんとはひきづってるんだけど、「もはや戦後ではない」って思いこみたかったんではないかしらん。欧米のものは、なんでもかんでも、すっばらしい!って取り入れたいと思った時期です。日本の古いものは、なんでもかんでも取り壊すことがいいことだったんだと思います。

私自身が、(も少しあとの時代の)ニュースフィルムを10年ほど前に見て目を疑ったものなので、よく覚えているんですが、四日市のコンビナートから、もうもうと吐き出す煙で、空が灰色?になる映像(後に、四日市ぜんそくの公害問題となりますけど)の前で、ナレーションが語るんです。こんなに、工場がフル稼働して繁栄!しているんだ、すごい!、いいこと!なんだってね喜んでるんです、ほとんどの日本人の誇りだったんです。

この頃のお父さん達が、プロジェクトえ〜Xばりに、せっせと働いてきたわけです。小さい子供がまだ、寝てる前に出勤して、帰ってきたときにもやっぱり寝てるんです(今も変わらんかも)。家族の団欒より(そんなものは当たり前だったわけでしょうから)、少しでも楽な暮らし、便利な暮らしを望んだんでしょう。お金で全ては解決できるはずだったんです。娘には、数年で単なる豪華家具になるとしても、ピアノを習わせたいと思ったし、息子には大学に行かせたいし、留学もさせたいし・・・どんどん発達する家電も欲しいし、近代的な家も欲しいし、全ては、お金で解決できるんです。

お金のために(所得倍増計画など、国をあげて)、みんな、せっせと働いてきたんだと思います。お金さえあれば幸せだと幻想できたからでしょう。その結果が30年後に、どうだったか・・・なんて知るはずもないし、想像だにしてなかったと思うんです。悪いことばっかりでもなかったと思いますしね。

映画の中でいえば、お金さえあれば、集団就職する必要もなかったし、給食費が払えないということもないし、父親の事業の失敗でよそんちにあづけられることもないし、色鉛筆なんかいくらでも買えるし、小雪さんは、いやな職業につかなくてもいいし、いやな男に嫁ごうかなって考えなくってもいいし、そうなれば芥川賞とるぞってがんばる必要もないし・・・ストーリーが全部、崩壊するしい。

お金で買えるものは、いっぱいありますもん。
結果が、どうあれ、だからと言って、これらの行為が恥ずべきものであったと言ってるんではないのでしょう。幸せを求めてきたことには変わりはないんです。「お金で買えないものがある」っていうわかりやすい正論のメッセージをただ述べることの意味よりも、「お金さえあれば、幸せになれるという考え方を、笑える人がいるんだろうか?なぜ、こうなったんだろうか?今の繁栄が、この愚行かもしれないものの上にのっかてるんじゃないだろうか?」ってことを踏まえた上でのファンタジック・コメディなんじゃないのかなあって思うんです。踏まえてもらわんと。ね。まあ、いいのか。いろんな世代でいろんな見方で楽しめるっていう点では。

コメディなんだから、あの当時も今も映画館であんなアクションをする日本人はいませんでしょ(頭の中ではやってたよ)って突っ込みません。けど、本気にする若者がいるから、困る〜。あまりにも、CGがすごいからかなあ、説得力あるのかなあ。

CGは、すごいねー。
日本橋の上の高速道路は、地下に埋め込んだ方がいいのではないかという議論が出ているので、今日的問題でもありますね。これも、莫大なお金がかかるんでしょうけど。確かに、大阪から関東に引っ越したときに、浮世絵等で有名ですもんね、見てこよって思って探したんです。「日本橋って、どこ?」って私も思いました、そのとき、足の下がまさしく日本橋だったんです。

作った映像ではなくって、時代のリアリティという面では、小津作品のいい映画がいっぱいあるでしょう。上流階級(?)では、家族間でもあんなに美しい敬語を日常会話に使うんだろうかって、感動してしまいますわあ(知らんもん真偽のほどはわっかりません。でも細部の描き方から見て正しいんじゃないのかなあ・・・)。いろんな面で「美しい日本」は、こっちの方が断然、説得力あると思いますよ。

でも、結論として、面白い映画でございました(なーんや、それ)。ブラボー!!!。

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この記事へのコメント

1. Posted by ひとみ   2007年12月01日 14:56
雪華さん、こんばんは。
これ、よい評判ですね。
でも、まだこっちには来てないようです。
これ見たいから、先入観入るの嫌なので、雪華さんの書いたの読みたいけど読むの止めました。でも、また来て読んでしまうかもしれない。(笑)
2. Posted by 雪華   2007年12月02日 15:12
ひとみさま、こんにちは。

はは。こんなんでも読んでしまうと、すんません、ネタバレ多いにあります。
これだけ見ても、面白いでしょうけど。前回のは、ご覧になったでしょうか?

ドラマの「24」の最新シーズンもついに見終わったし。ジャックは不死身だあ。
3. Posted by ひとみ   2007年12月03日 12:48
その前回ってのが、こっちにやっと入ってきたようです。
今予約・借りてるDVD5枚クリアしたら、これと「ぼくはやってない」?を観ますね。その時はトラバしま〜す。来年になるかな??
4. Posted by れっきゅん   2007年12月03日 14:14
これ、見たいのですよ〜。
前作がやはり良かったので、
興味津々なのです♪
それにしても、薬師丸ひろ子さんは、
お母さん役なのねぇ〜。
セーラー服と機関銃。。。(フルッ)
5. Posted by 雪華   2007年12月03日 21:25
ひとみさま、こんばんは。

ふふふ。楽しいラインアップが・・・ちとタマリスギですか。私も見たいもの読みたいもの聴きたいものが多すぎね。
ありがと。ありがと。いつでもいいから、ゆ〜くり映画鑑賞してください。
最近、トラバって、私は全然やってないです。めんどうになってきましたもん。
6. Posted by 雪華   2007年12月03日 21:32
れっきゅんさま、こんばんは。

そうなのよ、そうなのよ。
セーラー服から割烹着へ、大変身ですけど。
声がかわいいし。いいお母さん役ですよねー。
ぎゃーっていう、叫び声も健在。

アニメじゃないから、登場人物(子供)がどんどん大きくなっていくわね。やっぱり、シリーズは無理か。
7. Posted by 日本インターネット映画大賞   2007年12月19日 01:32
突然で申しわけありません。現在2007年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票にご参加いただくようよろしくお願いいたします。なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.movieawards.jp/です。
8. Posted by 雪華   2008年01月07日 22:03
日本インターネット映画大賞さま、こんばんは。

気がつかなくって、すみません。
そんな企画があるんですね。
今度見てみます。

コメントありがとうございます。

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