いっぷく、しまひょインフルエンザの予防接種で腕が腫れてまーす

2007年11月16日

DVD「キンキーブーツ」観たよ。

はい、こんばんは

キンキーブーツキンキーブーツ
ジョエル・エドガートン キウェテル・イジョフォー ジェーン・ポッツ

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歌って踊って、笑えて、ホロリってくる、大好きな映画になりました。オススメ。・・・

最近、ブーツを履く期間が延びましたでしょう、私でさえショートを含めて5足もありますよ。ムカデじゃないんだから、二本足分で充分って、ダーリンがぼやいてます・・・。

この「KINKY BOOTS」っていう、KINKYねじれたとか、変わったっていう意味からもっと、いって、性的倒錯者の人たちがショーなどで履くキラキラのエナメルブーツを指すようなんです。性同一障害とかいうのもよく、聞きますけど、よくわかりません。よくわかりませんけど、好きにさせてあげてちょ〜って、切に願いますね、この映画を見ると。男でも女でも、どっちゃでもええってかんじ。人間として、素敵でさえあれば。ね。

この難しい役をやってる主人公ローラは、女性の格好をしてますけど、けーっして、美しいっていう外見ではないんです、どっちかというと、ヘビー級ボクサーみたいな。くちびるが分厚くて。それが、だんだん、見慣れてきます。ローラ、ブラボー!!!。もう一人、主人公がいまして、チャーリーは、伝統のある靴工場を親から継ぐことになるんですけど、いいものを作れば売れてもうかるっていう世の中ではないのですよね。靴に限らないんでしょうけど、なんででしょ?安い方がいいのかな?。実用より流行なのかな?このお坊ちゃま社長は相当なへたれ社長です。実話をモチーフにしてるらしくて、この映画はサクセスストーリーで、見たあと、「よっしゃあ!」って勇気をもらえます、本国イギリスでも相当大ヒットしたらしいです、よくわかります。こうゆう題材を、どろどろと描いてなくって、よーございました。品の良いコメディに仕上げてあるところが、さすがでございます。

ローラは華やかな世界で堂々と脚光を浴びてるんですけど、体重が重いのにね、女性用の華奢なブーツを仕方なく履いていて、すごーく窮屈な思いをしてますし、すぐにブーツが痛みます。靴はただ歩くための道具としてだけではなくって、人生を歩むために必要不可欠な道具としての象徴でもあるようです。性的倒錯者としての生き方は、世間からは風当たりが強いですし、なによりも父親から否定されているのが、体重の重みに加えて、ドシッとローラに重くのしかかり、ますます靴に負担がかかるのでしょう。男性用の大きめブーツでダンスに耐えられる強度で、だけど、とびっきりセクシーで15センチのピンヒールで、色は真っ赤で・・・そういうのが欲しいのです。まあ、親としては、無理もないけどなあ。時間をかけてもらお・か。

自分らしくあるために、ただ、自分らしくありたいがためにとる行動が、いろんなものを犠牲にしなくっちゃあいけないとしたら、やっぱりつらいことでございます。普通って何でしょう、常識って何でしょう、問い直していました。

ローラが「私はくず置き場が、落ち着くのよね」なーんて、言う場面がありますけれども、「バカバカバカ、何を言ってんの!」って、みんな、なぐさめたくなるに違いありません。偏見を持つ者にはちゃんと真正面から向き合って戦いを挑みますけれども、徹底的にうちのめすようなことは、心優しいローラはやりません。痛みを知っている者であるからというだけで、すべてこうなれるとは限りませんよね、ほんとに強いからだわね。

浪花節的心情はヨーロッパでも通じるのかも。キンキーブーツに関わる労働者みんなの職人魂と厚い友情が泣ける〜。

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