DVD「ウィンブルドン」観たよ。こっくりとした、秋の色で。

2006年09月12日

DVD「ミュージック・オブ・ハート」また、観たよ。

ab8820f3.jpgはい、こんばんは

音楽っていいですよね。
以前に、盲腸炎の手術をしたことがあり、
そのときに、手術室にカセットテープで
音楽を流してくれてました。あれ、なんか
落ち着いたなあ・・・。
部分麻酔だから意識はあるでしょ、器具
の音ですとか、話声とかが聞こえますしね。

メリル・ストリープ主演の実話を元にしたヒューマンドラマ「ミュージック・オブ・ハート」。好きな映画です。

高い所から見下ろして、説教たれないとこが、すっごい、いい。心に響くところがたくさんありました。・・・


1980年、ニューヨーク、イーストハーレムを舞台に、本当に実在した、ロベルタというバイオリン教師の生き方を描いたものでしたよね。2000年の公開だったみたい。

カーネギーホールの舞台挨拶上で、校長先生がロベルタに賛辞を贈ります。彼女は子供たちに『努力によって人生で何が可能になるかを教えた』んだと。主題を要約してくれてるんでしょう。バイオリンっていう楽器を通して、普通に、上手に演奏できるように、他人を説得できるような技を、教師として教えるんです。すっごい、厳しいやりかたでね。バイオリンが人生の全てみたいに、音楽が人生の全てみたいにね。時にはそういう集中力が必要でしょう?その果てに、あるものは、音楽でもスポーツでも他の趣味でも、何でもたぶん同じで、それらを通して、自分に誇りを持つことを教えてくれているんだと思います、同時にそれは、他者への尊敬にもつながるのでしょう。だから、ひょとして、技術的には、努力しても努力しても可能にはならない現実があるかもしれなくっても、それを認識できる客観的な目を養えるかもしれないし、とてつもなく大きな尊敬すべき何かの存在を知ることができるようになるのかもしれないと思うのです。本気で目ざした者だけが知ることを許されるのだろうなあと思いましたのは、人物だけではなくって、カーネギーホール(やテニスのウィンブルドンなど)がただの箱ではなくって、圧倒的な尊敬と憧れの対象になるということです。それが、また、次の夢へと導いていくのでしょう。夢は勝手に存在しているのではないのですよね。作り出す努力が必要なんですね。難しいね、ね。

ロベルタは教師である前に一個の女性として、さんざんの人生を送っていましたよね。でも、バイオリンで救われたんだと思います。子供達を立派に育てた方ではもちろんあったのですが、彼女自身が成長されてゆく姿が皆の共感を得るところでしょう。変に美化しすぎないで、等身大の人間を描いているところが笑えるシーンとなってました。
足の悪い女の子に、「人間は足だけで立つんじゃないの、しっかりとした気持ちで立つのよ」っていう、セリフがありましたが、それは、前夜の夫からの別れ話で、へろへろになっている自分への叱咤激励だったことでしょう。

「頼みもしないのに、スラムの子供を救う気で乗り込んでくる白人教師が前にもいたのよ」っていう黒人の母親からの非難にも「誰を救う気もない、これは自分の子供を養うために必要な仕事。だけど、バイオリンを弾いているときのあなたの息子が輝いているのを、知ってるの?」っていうセリフもありました。
しっかりとした、信念となにより、彼女の行動力が全て。言葉はやや、下品だったり、飾りっけが無かったりします。でも、そんな枝葉ではなくって、根幹、正にハートが他の人を巻き込んでいく様子が感動的でした。

いい映画ですよね。ブラボー!!!最近、古い映画ばっかりね。


以下、ストーリー等引用。
Amazon.co.jp
2人の息子と共にNYのイーストハーレムに越してきた、バイオリニストのロベルタ。小学校で子供たちにバイオリンを教え始めて評判となったが、教育予算カットのため、教室は閉鎖に追い込まれて…。
どんな逆境にも決して負けない、シングルマザーのロベルタのバイタリティに圧倒される。音楽を通して「やればできる」という可能性を子供たちに伝えていく彼女が、カーネギーホールで、教え子と一緒に念願のコンサートを実現させるシーンは、とても感動的だ。
本作は、アカデミー賞ドキュメンタリー部門候補にもなった実話『スモール・ワンダーズ』を、『スクリーム』などのホラーの帝王、ウェス・クレイヴンが映画化したものだ。ロベルタを演じるのは、名優メリル・ストリープ。またアイザック・スターン、ジョシュア・ベルなど、有名ヴァイオリニストも特別出演している。(斎藤 香)

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
『マディソン郡の橋』のメリル・ストリープが、実在のバイオリン教師を熱演した感動ドラマ。監督は『スクリーム』シリーズのウェス・クレイヴン。


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この記事へのコメント

1. Posted by popo   2006年09月13日 22:05
かきこみありがとうございました♪
この映画ほんといいですよね!!
こんな実話があるなんて
なんてステキなんだろう♪って思いました
カーネギーでの演奏シーンでは
もう涙だくだく流しながら見てましたよ〜〜(^ー^*)
久しぶりに
心が洗われるような映画でした♪
2. Posted by 雪華   2006年09月14日 20:09
popoさま、こんばんは。

こちらこそ、さっそくありがとうございました。
こーくるだろってわかってるんですけどねー。
泣くよね。
うまく作られてました。
私も、ここんとこ、はずれのDVDが多くて(っていうかあ、私の好みではないという意味ですけど)、昔のに、はまってます。

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DVD「ウィンブルドン」観たよ。こっくりとした、秋の色で。