２００６年８月３１日（木）日本経済新聞より

出産時に止血剤として投与された血液製剤「フィブリノゲン製剤」などでＣ型肝炎に感染したとして、患者ら１８人が国と製薬会社二社に損害賠償を求めてた「薬害肝炎九州訴訟」の判決が３０日、福岡地裁であった。

須田裁判長は、「１９７８年に米国の食品医薬局（ＦＤＡ）がフィブリノゲン製剤の承認取り消しを公示した後、国が同製剤の効果などを再評価し、８０年１１月までに使用を制限するなどしなかったのは違法」などの判断をした、とのこと。

厚生労働省医薬品副作用被害対策室の話。国の主張が認められず、厳しい判決。今後の対応を協議して、決めたい。

原告らの話の一部。（判決で）２０年の苦しみが癒えることはないが、謝罪がなければ被害回復の第一歩を踏み出すことができない。


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裁判って、終わらないのよね。この、翌日には、国は上告を判断した、とのこと。