どんな、秋見つけましたか?ブログは便所の落書きみたいなものか・・・。

2006年08月31日

DVD「ヴェニスの商人」観たよ。

042b9055.jpgはい、こんばんは

シェークスピアの「ヴェニスの商人」、有名
ですよね。カネ・カネ亡者の悪徳金貸しが、
こらしめられて、あんまり、カネカネ言ってる
と、こんなふうになっちゃうぞーっていう
教訓めいたお話だったように記憶していたのは
私だけなのかしらん・・・?

なんか、違うみたい・・・


もともとは、シェークスピアの勧善懲悪の痛快喜劇だったんでしょう。でも、この映画を見る限り、ヴェニスの商人たちや、裁判にかかわってる人たち、ひっくるめて、全部が善人って感じでもないし、金貸しシャイロックが全く悪人とは、思えなくなります。シャイロックがかわいそすぎ!あんまりだあ!っていう気になるでしょう。演じてる、アル・パチーノがすごかったのかなあ。
私は、すっごく驚きました。

人種の違い、差別、宗教など、今でもある問題ですけど、その当時のユダヤ人に対する絶望的で閉塞的な状況をうまく説明してくれているので、そっちの方に感情移入してしまうのかもしれません。

16,7世紀、ヴェニスは、大航海時代で貿易で大発展をとげた商業都市だったんですよね。自由で公正な価値観を市民がもちつつも、やっぱり、差別はある。っていうかあ、イギリスのことだったかもしれないですけどねー。だって、一部の金持ちユダヤ人と商人は仲良くやれそうでしょ。シェークスピアの想像上の場所かも(勝手なこと言ってる)。

こうゆう風にどちらの立場に立つかで見方が変わるのは、原作と脚本が違ってるのかなあ?よく、わかりませんけど。日本のお芝居でも、すでに、流れはあったのだそうです。1968年に浅利慶太演出による「ヴェニスの商人」劇団民藝というところの演出をおこなっていて、その際プログラムの中で、「私にはとうていシャイロックが悪者に見えない」と、書かれているそうです。その後の劇団四季での公演にもこの描かれ方が踏襲されているとのこと。

へーへーってかんじ。
だから、これ「心に宿して美しいものは憎しみよりも優しい愛」っていうサブタイトルは偽善ぽく見えてしまうー!そんな、一言では、片付けられないよー。

いろんな見方ができることを教えてくれました、ブラボー!!!


以下、ストーリー・解説等Amazonより、引用。

内容紹介
心に宿して美しいのは、憎しみよりやさしい愛。

■ウィリアム・シェイクスピアの最高傑作。世界最高のキャスト&スタッフで初の映画化が実現!アカデミー賞俳優アル・パチーノが復讐心にとりつかれてしまう高利貸シャイロックを熱演。『永遠のマリア・カラス』のジェレミー・アイアンズ、『恋におちたシェイクスピア』のジョセフ・ファインズなど最高のキャストが集結。メガホンを執るのは『イル・ポスティーノ』で世界的に高い評価を得たマイケル・ラドフォード監督!

■見所のひとつが、ヴェニスの至宝ともいうべき名所を実際に使用してのロケ。ヴェニス市長の快諾もあり、映画史上初めて、ドゥカーレ宮殿やリアルト橋の撮影が実現。歴史の持つ壮麗なる美しさは必見。

<内容解説>
■ロマンティックなラブストーリー。スリリングな法廷劇。偏見と哀しみ。復讐と友情をめぐる人間ドラマ。物語を綴る天才ウィリアム・シェイクスピアが執筆した37の戯曲の中で最も人気が高い作品が「ヴェニスの商人」。

■1596年、貿易の中枢として栄える運河の街ヴェニス。無一文の情熱家バッサーニオ(ジョセフ・ファインズ)は愛する人ポーシャ(リン・コリンズ)に求婚するため、友人アントーニオ(ジェレミー・アイアンズ)に資金援助を頼み込む。手持ちがない彼は宿敵の高利貸シャイロック(アル・パチーノ)から借金をするが、全財産を載せた船が難破し期日までに返済ができなくなり、裁判にかけられることに。シャイロックが借金返済の違約金代わりとしてアントーニオに要求したのが、「人肉一ポンド」。借金の何倍も金を積んでも許さないシャイロックは、証文通り心臓に近い肉一ポンドを要求するのだが・・・。


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1. ヴェニスの商人  [ 映画とはずがたり ]   2006年09月01日 18:40
3 シェイクスピア円熟期に書かれた、 喜劇の代表的傑作! でありながら、今回が初の映画化! なんで今まで作んなかったのか、 ホント不思議なくらいよねぇ〜。 私、シェイクスピア作品大好き!なんで、 今回の映画化はまさに待望! でも、キャスティングを知った時に....
2. ヴェニスの商人  [ 悠雅的生活 ]   2006年09月02日 01:35
この金が返せない時は、お前の胸の肉1ポンドを貰う
3. 『ヴェニスの商人』  [ Brilliant Days ]   2006年09月02日 08:51
「ヴェニスの商人」 原作 ウィリアム・シェイクスピア 監督・脚本:マイケル・ラドフォード 出演:アル・パチーノ/ジェレミー・アイアンズ/ジョセフ・ファインズ/リン・コリンズ 2004年 アメリカ・イタリア・ルクセンブルグ・イギリス 初めての映画化だったんですね~ ...
4. FUN×4  [ FUN×5 ??五つの楽(fun)を探して?? ]   2006年09月02日 10:13
「シャルロックの悲劇は今の世も…」
5. 「ヴェニスの商人」  [ てんびんthe LIFE ]   2006年09月02日 10:22
「ヴェニスの商人」 よみうりホールで鑑賞 あまりにも有名なシェイクスピアの戯曲初映画化、だそうです。高校生の頃にだったかその前か後か(大学生になっては読みませんね、専門じゃないから)何度となくシェイクスピアを読まされた記憶アリ。でも内容でわかっているの...
6. 映画のご紹介(103) ヴェニスの商人  [ ヒューマン=ブラック・ボックス ]   2006年09月02日 22:19
4 ヒューマン=ブラック・ボックス -映画のご紹介(103) ヴェニスの商人-これほどまでにシャイロックは 蔑まれなければならなかったのか。 シェークスピアの「ベニスの商人」といえば、ほとんどの人が知ってるのではないだろうか。 ...
7. 【ヴェニスの商人】  [ ココアのお部屋 ]   2006年09月04日 19:33
アル・パチーノ、 ジェレミー・アイアンズ、ジョセフ・ファインズ、 リン・コリンズ出演のヒューマン。 公開日:10月29日 ☆ストーリー☆ 1596年のヴェニス。 ヨーロッパの貿易の中枢として栄えたこの運河の街で、 土地を持つことを許されないユダヤ人たち....

この記事へのコメント

1. Posted by millefleurs   2006年09月01日 21:49
雪華さま、こんばんは。
私、実は英文科だったのですが、この作品は子どもの頃からストーリーを知っているつもりでいたので、あえて原作を読まずにおりました。でも、雪華さまの感想を読んで、ん?シェークスピアはほんとはどういうことをテーマにしていたのかしら、と知りたくなりました。で、昨日の今日でまだ原作を読んではいないのですが、いろいろ調べたところ、私が思うに、これは勧善懲悪ではなく、やはりシャイロックの悲劇として描かれたのでは、と。
2. Posted by millefleurs   2006年09月01日 21:50
すみません、続きです。

ヴェニスが舞台となっているのは諸般の事情で英国ではまずかったからでしょう。ヴェニスの人達は宗教や人種を差別しないで交易で発展した国だから、ユダヤの人ともうまくやっていたと思います。
当時の英国では確かにユダヤ人に対する差別意識があり、そういう社会状況を描きたかったのでは?と思います。
シェークスピアがこんなにも人々に愛されるのは、シェークスピア自身が"人間"というものが大好きで愛を持って描いているから、と教わりました。たしかにどんな悪人にも作者の愛がある、とかんじらられます。近年は時代の変化もあるのでしょう、シャイロックに同情的な演出が増えているそうです。
この作品の本質をちゃんと感じ取るために読んでみようと思います。いいきっかけを作ってくださってありがとうございます。
3. Posted by 雪華   2006年09月01日 23:23
millefleursさま、こんばんは。

まあ、調べていただいて、ありがとうございます。
シェークスピアの原作も、勧善懲悪を描いてはいないということなんですね。子供のときに読んでるから、間違ってたなあ・・・すんません
ユダヤ人って、なにか、だいたいわかってなかったですし・・・。コメディの分類には、入ってますでしょ。

ハリウッドには、ユダヤ人がたくさん活躍してますからね、そっちびいきにはなるんではないかとは、思います。

やっぱり、原文で読まれるんですか?また、感想を教えてくださいね。
4. Posted by マダムS   2006年09月02日 09:00
こんにちは! TB有難う♪
先日ヴェニスに旅行で寄ったので、DVDを借りてきて懐かしく再見したところです。
ロケ隊が始めて入ったドゥカーレ宮殿、裁判所など見学した場所も映っていたので尚更。
私も「ヴェニスの商人」は”一休さんのようなトンチを利かせて悪人をぎゃふん”の話だとずっと思ってましたよ(笑) 原作も一応文庫で読んでみましたが、翻訳されたものは大差ない感じを受けました。 でもそれは自分の読みが甘いせいかもしれませんね(^^;)
5. Posted by purple in sato   2006年09月02日 10:18
TBありがとうございました!
>人種の違い、差別、宗教など、今でもある問題
そうですねぇ〜。本作はこれまで描かれてきた内容を
チョットばかり違った視点で描いていたところが◎。
現代的な解釈とでも言えばいいのですかね。
まぁ〜、アル・パチーノの巧さもあるのでせうが、、、
6. Posted by 雪華   2006年09月02日 18:15
マダムSさま、こんにちは。

イタリア!!!ヴェニス!!!いいですねー、未だに訪れたことがなくって、行ってみたいところなんですけど。
名古屋港のイタリア村は、いいとこです・・・規模、小さ!。

オトナになってから、原作を読みなおすとまた、違った感想になることありますよね。・・・あんまり、変わらない???
7. Posted by 雪華   2006年09月02日 18:19
purple in satoさま、こんにちは。

コメントどうもありがとうございました。
お芝居の会話を変えなくても、
冒頭のナレーションの解説とか、無言の表情のショットだとかで、別の解釈にできるんですよね。
8. Posted by jamsession123go   2006年09月02日 22:20
こんにちは、jamsession123goです。
ブログにTBありがとうございました。
とうとう、アル・パチーノも今夜役柄が回ってくるようになったのか、とちょっとかんっがいにふけって観てました。
書かれたころと、今とでは全然違う解釈ができる戯曲じゃないでしょうか。
9. Posted by 雪華   2006年09月04日 14:37
jamsession123goさま、こんにちは。

コメントありがとうございます。
そう、言われればそうですねー。貧相なおじいさん役ですもんね。

お芝居より、背景はすっごいリアルですしね。面白かったです。

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