次世代がん治療薬鳥インフルエンザ・治療薬を巡り南北対立

2005年11月04日

宮部みゆき「火車」は、すごい!

0f6ef35c.jpgここのところ、宮部みゆき作品を買いこんではまっています。

どれも、すごく読みやすい、説得力のあること!それは、文章もでしょうが、構成がちゃんと仕組まれてるせいかなあとか、思います。すごーい。私と同じ年なのねって、プロフィールを見て、愕然としてしまいますのです。なんで、こっちは、こんな浅はかな人間になってしまったんだろ!って。うまく、年を重ねなくっちゃあね。

「火車」は山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作とうたわれています。謎をどんどんさぐっていくうちに、カード社会による恐ろしさが、他人事ではなくなってきました。こわー。

私は言葉はたいへん乱暴ですけど、カード破産するような人は、金銭的にだらしがないんだろうなあ、お近づきには、なりたくなーい、とか、交通事故を起す人はやっぱり、不注意な人だろうし、やっぱり、お近づきには、なりたくなーい。ぐらいしか考えないのですが、これを読んでると、著者の視点がね、全然違うんです。底辺にいる人間に対して、暖かいんです。本人だけの問題ではなくって、背景には、社会も経済もこんなに絡んでるでしょ、誰に起こっても不思議はないはずでしょって、迫ってくるんです。こわー。他人事だと思えた方がどんだけ楽でしょうか!

「火車」とは、火が燃えている車。生前に悪事をした亡者をのせて地獄に運ぶという。ひのくるま。のこと。

トラックバックさせていただきました。ありがとう。この方もスゴイと絶賛。参考記事はこちらへ



トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 火車〔宮部みゆき〕  [ まったり読書日記 ]   2006年03月31日 18:50
5 休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。 自らの意志で失踪、しかも徹底的に足取りを消して ――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか?

この記事へのコメント

1. Posted by ありがとさん   2005年11月05日 10:02
雪華さん けっこう旅行に行くんですね しかしノニってそんなに不味く
て体に特に効かなかったら買っても意味ないですな(笑) 病院の患者に
効くぐらいの効用があるんでしょうか? 

腐ったニオイでジュースというのもオカシイですね 
2. Posted by 雪華   2005年11月05日 22:32
ありがとさんさま、ありがとさんです。
いえ、いえ、1年に1回ぐらいですよ。
ノニジュースが効くのかどうか?わかりませんが、藁をもすがる状態になるんじゃあないかと想像します。

ほんと、まずいなんてえもんじゃあない。
3. Posted by エビノート   2006年03月31日 18:56
雪華さん
またまたTBありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いします。
つたない記事を読んでいただけたみたいで、感激しております〜(照)

『火車』は、他人事とは思えないそんな怖さがありましたね。
彰子の生き方が哀しかったです。
それだけに最後は余韻が残りました。
4. Posted by 雪華   2006年03月31日 20:52
エビノートさま、こんばんは。

さっそくに、ありがとうございました。
ミステリーといえば、犯人当ての本格推理ものが好きなんですけど、宮部作品は別物ですー。人間が描かれてますよね。
身近で読みやすく書かれてあるところがいいです。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
次世代がん治療薬鳥インフルエンザ・治療薬を巡り南北対立